「愛」や「恋」なんて言葉ではもう片付かない ~大場花菜について~
この記事をずっと書こう書こうと思っていたのになかなか身体が動かなくて、気がついたら金曜日の夜になっていた。
なんて超絶廃人の寝て起きただけの1日をポエム風に書くとちょっとばかし恰好がついてしまうから、言葉は本当に便利だと思います。そして語彙力はHPに直結している。と、思う。そんな気がする。
でもやっぱり言葉っていうツールは空虚で、つかみどころがなくて
どんなにそこに込められた気持ちがあったとしても、何故か嘘くさく聞こえる。
言葉を手にしてしまった人間は怠惰で、とてもズルいとさえ思う。
これまで何人ものアイドルを私なりに応援してきたけれど、今の推しに出会うまで言葉の意味についてこんなに深く考えたことなんてなくて、どうして日本語には「スキ」以上の言葉がないんだろうとさえ思うことがとても多い。
それでも言葉を持つ人間として生を受けたからにはそれを最大限に活用して、使えるものは根こそぎ使って大好きな人に大好きを伝えようと思います。
あー、ヲタクって気持ち悪い!知ってる!!!
相変わらず気持ち悪い前置きは最近発生した台風と一緒にどこかへ流して、
今日は私の「もう一人の」大事な推しメン、大場花菜ちゃんについて大真面目に記事を一つ残しておこうと思います。よかったら最後までお付き合いください。きっと次のライブでは貴方の目線の2割は彼女に向く、はず。はず。たぶん。
花菜ちゃんの基礎プロフィールについては周知の事実であろうことを見越して特記は避けます。もしこの記事がきっかけで初めて=LOVEというグループに触れた稀有な人がいてくれるとするなら、ぜひ検索エンジンに彼女たちの名前を入力してみてください。
今回の記事の目的は、花菜ちゃんのことを既に「知っている」人に向けて、彼女のことを大好きなヲタクが彼女のことを「スキ」以外の言葉で「スキ」と伝えるためのものです。
先日=LOVEの公式Youtubeチャンネルにグループドキュメンタリーのエピソード11が公開されました。
この動画の主役は、他でもなく花菜ちゃん。
幼少期の写真から、何故彼女がアイドルを目指そうと思ったのか
それからどんなアイドルになりたいのか、目指しているのか
『Documentary of =LOVE』 - episode11 -【ideal】
これまでこのドキュメンタリーにおいて一人のメンバーをここまで目立って大々的に取り上げたのは過去に大谷映美里さんくらいだったから、おそらくこの手の一本の動画はグループ史上2人目、ということになります。
AKB48のかつてのグループ総監督である高橋みなみ推しとしてドルヲタをしていた花菜ちゃんは、当時の「48魂」が透ける言動でアイドルという仕事に向き合っているのがいたるところで感じられる子です。
このエピソード11はそんな花菜ちゃんのアイドル魂がとても顕著。
アイドルのすべてに真っすぐ向き合う花菜ちゃんですが、中でも彼女自身が突き詰めて大切にしているとよく語っているのがライブパフォーマンスです。
この曲はどんな風に踊ればこの曲の主人公のことを一番魅力的に伝えられるんだろう
この振りはどう踊れば自分のことを一番綺麗に魅せられるんだろう
ずっと、ずっとそうやって「伝える」ことを突き詰め続けるのは花菜ちゃんのパフォーマンスの最大の魅力だと思う。私はそこが一番好き。
世界で1番アイシテル花菜ちゃんのふつくしい手で弧を描くフリです。 pic.twitter.com/LojLG651d4
— えりぽん (@ppppppipopipo) 2019年8月9日
ただ大きく踊ればいいわけじゃないし
ただがむしゃらに動けばいつでもそれが恰好良いわけでもない
時に驚くほどしなやかで、「静」と「動」の使い分けが天才。
自分で自分のライブパフォーマンスを顧みて、そんなことを誰に言われたわけでもなく気づいて努力で修正してきた今の大場花菜のパフォーマンスは、イコラブの「表現者」である野口衣織に匹敵するものがあるとさえ思います。
もちろん2人を比べるつもりはないし、ここで衣織さんを引き合いに出すことはもしかしたら適切ではないのかもしれないけれど、私は2人とも大好きで大事だから、そして衣織さんのパフォーマンスが世界中の誰の何よりも好きだし評価したいからこそ、だからこそここで彼女の名前も出させてください。
産経新聞でグループが持っている連載記事でも彼女はこんなことを語っていますが、どうしたら自分のパフォーマンスが良く見えるのか、魅せることができるのかを永遠に追及し続けているのが大場花菜ちゃんです。
自分に自信がない人がそんな大っ嫌いな自分のことを見つめて、分析するのって本当に本当に苦しいことだと思います。
でも自分の嫌いなところや、勿論それだけじゃなくて良いところや強みを嘘偽りなく認める苦行から逃げず、何からも目を背けず、どうしたら良いのかをちゃんと考えられる。
それができない私からしたら、そうやって高みを目指していた花菜ちゃんのアイドルとしてのこの姿勢は本当に本当に偉い。偉過ぎるんです。
そんな彼女の魅力を他のヲタクに伝えるとき、私が真っ先に彼女について比喩したくなる表現が「AKB48劇場で見たくなるアイドル」。
どんなにポジションが後ろでも、歌割が少なくても、その一つ一つをちゃんと大切にできる彼女は、たとえあのAKB48劇場のようにライブをする箱に柱が有ったとしても、その柱を、逆境をむしろ強みに変えて活かすことができる。きっと。
目の前にいるファンとの距離の意味を咀嚼して、ライブ中にパフォーマンスで「会話」ができる。
特に「手遅れcation」の花菜ちゃんは妖艶という比喩がぴっったりな位にドキドキするし、同時にゾクゾクもするんです。目線で人を挑発してる。そして手の動きと脚の動きが天才的に美しい。ため息がでる。
もしオオバコライブで席がとても天井に近かったチケットを引いた時が有ったら、ぜひ斜め上から大場花菜ちゃんのポジション移動を見てほしい。本当に綺麗な同線をもってして移動しています。うっとりしちゃうよ。うん。
そんな最強に自分に自信がないのに、誰よりも自分のことを理解して操ることができる花菜ちゃんですが、もちろんライブパフォーマンス以外のお仕事にも全力で。
どんな時でもどうしたら自分をよりよく魅せられるか、常に考えてるし
それをちゃんと行動変容レベルにまで変換できる。
そしてそれが全く厭らしくない。なぜなら純粋にそれが「努力」だから。
彼女がアイドルを想う気持ち、ファンを想う気持ち、グループを想う気持ちは本当に綺麗で真っすぐで、見ているこっちまで心が洗われるんです。
「頑張れー!」って無意識のうちに叫びたくなる。
「ちゃんと見てるよ!」って思わず伝えたくなる。
自分に自信がない彼女に、何をどう伝えれば届くんだろう。
ねぇ花菜ちゃん、どうしたら私のこの気持ち、花菜ちゃんの自信に替わるかな?
「みんなみたいにうまくできないんだ」「私の努力の仕方って間違ってるのかな」って涙を流す彼女を前に、結局大した言葉を返せないし、況して「もう一人」大事にしたい推しが居る時点で私の存在価値なんてほとんど無いに等しいことは分かってる。
分かってる、けど。
それでも自信のない花菜ちゃんに、ほんの少しでも「私、これでいいんだ」っておもってもらえるように
二つしかないこの目だけど、乏しいこの語彙だけど、私にできる最大限をもってして花菜ちゃんの魅力を誰かに伝えることができたら、それは何にも替え難い幸せだなぁって。そう思います。
本当は誰よりも話すことが苦手で、気にしいで、後ろに下がっていたい気持ちがあることだって知ってるよ。
それでもちゃんと前に出る事、口を開くこと、爪痕を残すことを忘れず、逃げもあきらめもしない花菜ちゃんのその姿勢が大好きです。
無理して笑ってる時があることも、
怖くてたまらなくて逃げたくなる時があることも、
でも「私が頑張らなきゃ」って本心を隠してることも、
本当は自分も泣きたいのに、堪えて、泣いてるメンバーに肩を貸してることも、
ちゃんと知ってるよ。見てるよ。
分かるから、知ってるから、だからこそ私は敢えて「頑張れ」って言いたい。
いつまでも突き進み続けるのが花菜ちゃんだし、それが花菜ちゃんらしさだから。
花菜ちゃんが追い求める大好きで理想の「アイドル」になれるように、私が一ファンとしてできることなんてきっとほとんどないけど、
花菜ちゃんの頑張りを、努力を全力で認めて、何がいいとか何が好きとかそういうことをちゃんと言葉で伝えられる人でありたいなぁ。
なんてね。
「努力は必ず報われる」ってそういえばそんなことを誰かも言っていたけど、その言葉の体現がまさしく大場花菜のアイドル人生だと思っています。
一人でも多くの人が花菜ちゃんの魅力に惹かれて、ひきつけられるといいなぁ。
いつかきっと、じゃなくて、必ず、花菜ちゃんの努力が報われますように。
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