みんながいて私になり 私がいて君になれる ~全国ツアー2022と11人が創る笑顔のレシピ~
全国ツアー、キタキタキタキタ…!!!!!
「このご時世」
このワードを直近2年間で たぶんもう一生分は使ったような気がする。
この御時世、全国ツアーやるなんてどうかしてる
そう詰られても仕方ないと思う。
だけど今、=LOVEにとっては"今この時"にこのツアーを決行することがとんでもない意味を含有しているとも思う。
今じゃないとダメなんだ
だって"今"はもう二度とないから
もうそう思わざるを得ないくらいに首を長ーーーーーくしてこれを待ってた!
どう考えたって私って、イコラブのこと好きじゃん!!!そんなの知ってる!!!!
そんなこんなで始まりました
=LOVE 全国ツアー 「 どう考えたって、君ってイコラブのこと好きじゃん 」
もう待ちくたびれちゃったよ!
そんな文字だけ見たらちょっとだけ荒っぽい言葉さえ、だらしなく口許が緩んでしまいながらでしか言えないくらいにずっとずっと待っていた。
早くステージ上の皆に会いたくて仕方なくて。
CD抽選のスペシャルイベントに含まれるライブイベント以外での単独イベントは、なんとたっぷり半年以上空いてしまっていた。
一眼レフを引っ張り出してきたのだって去年の夏ぶりのことだ。
あれ?今までどうやって推しメンたちのことを残してきたんだろうか…なんてことを熟考してしまうくらいには久しぶりなライブ。
これまでに東名阪、関東地方を中心にライブツアーをやってきたイコラブだったけれど、公式に「全国ツアー」として各地を回っていたことはなくて。
もう嬉しくて嬉しい、「あー!今年もこの季節がやってきたな!」っていうもはや季節行事を待ち受けるような潜在的なレベルのわくわくから更に なんだか奥歯や心臓の裏側がゾワゾワそわそわするような。ちょっとむず痒い不思議で心地よい感覚が心と身体をくすぐってくるような、なんだか懐かしい感情が一気に押し寄せて幸せな気持ちになったのを鮮明に思い出すことができる。
私が好きなものを追いかけていて一番好きな感情だ。
半年以上の時間が間に挟まってしまった今の11人は 一体どんな世界を魅せてくれるんだろうか。
いつだってこのグループはそんなわくわくを惜しみなく与えてくれる。
そんなところが大好き。
これまで何度だって同じ曲を演ってきたし、この5年間でもう数えるのだってちょっぴり面倒になってくるくらいのライブイベントがあった。
オリジナル楽曲は2時間以上のライブをフルセットリスト組むことが出来るくらいの量になっている。
それなのに何度同じ曲を聞いても、見ても、会いに行っても、全く飽きない。
飽きないどころかどんどん気持ちがプラスに更新されていく。
どう考えたって私ってイコラブのことs(以下略)
今回ツアーの中盤で11枚目シングルの表題曲と終盤でカップリング曲の解禁があった。
これまた感情でありツアーの思い出であり、これまでのイコラブちゃんたちの軌跡に準えたようなとっても素敵で深い楽曲としてツアーの記憶の一部に溶けていったからこそ 今回のこの記事においてもそんな役割を担ってもらおうかな。
この曲は何回聴いても「良い」曲だな。
このタイミングでこの曲と巡り会えて良かった、奇跡だなって思える。
出会えたのは奇跡
モノクロの教室をどこか孤独に思っていた
「好き」という感情に色を付けるとしたら 何色を宛てがうことが多いんだろう
愛とか恋とかそんなのをイメージしやすい赤?
可愛らしい感情の具現であるピンクかもしれないし
暖かい気持ちがオレンジにもなるかもしれない
失恋したばかりの人は悲しさと寂しさで青に
憎悪の感情に塗られた人は黒にするんだろうか
最近、「好き」という感情に色をのせるなら "透明"が一番しっくりくるような気がしてきている。
「好き」はすごく多様な気持ちだ。
この11人を追いかけていると、この歳になってこんなに感情が衝動的に動くことがあるんだっていうある種驚きが何にも勝ることが多い瞬間が少なくない。
笑顔のレシピの歌い出しじゃないけど、この11人が同じグループに選び抜かれて今もこうして活動していることって他のどんな日本語よりも「奇跡」っていう言葉がしっくりきてしまうくらいには偶然であり必然だと思う。
イコラブちゃんたちに出会ってたからモノクロだった時間が全部色んな感情に彩られるようになった。
もともと有った色だって、より濃淡がハッキリ鮮やかになった。
コントラストがはっきりしたからこそ 孤独に感じていた時間が減ったし、それってやっぱり奇跡なんだよなぁ…。
仲間が増えたって 毎日ずっと思ってるよ
君のことを
びっくりするくらい一人ひとりのファンのことを大切にしてくれるみんなが 最近ちょっとだけ苦しそうに見えていた。
大切にしてくれようとしてくれたって どんなにそれを本気にしていたって、やっぱり1人の人間が他者に与えられるものには限界があるから。
そのくらい今のグループは飛躍的に大きく 対外的になっている。
だけど、真面目で優しい11人だからこそこの歌詞みたいに どんなに大きくなっても、物理的距離が埋められなくても、ずっとずっと一人ひとりのファンを忘れずに大切に思っていてくれるようとするんだろうな。
グループ名の由来に込められたプロデューサーの想いに則って、この5年間いつだって11人は本当に本当に一人ひとりに愛を与えようとしてくれていると思う。
この高鳴りを (伝えたい)
ドキドキしてる( はじめて )
今回のツアーが北海道からスタートした時、今までに見た事の無いようなグループとしての"強さ"を一番に感じた。
冒頭にも書いたけど、基本的にイコラブちゃんたちに会いに行くとプラスの感情がアップデートされていくからこそ 何かの予定がある週末が嬉しくてワクワクドキドキする。そんな時間がここまでずっと続いているしこれからもそうであって欲しいと思う。
どんなに筋トレみたいな荒っぽいセットリストも11人なら絶対に物語性を感じさせてくれるっていう期待値の高さがやがてグループへの信頼に変わったし、それが一番にあったのが4周年で。
だからこそ今年の春は すごく安心した気持ちでツアーの初日を迎えた自分がいた。
一ヲタクが抱く感情として相当烏滸がましいだろうけど、どんなに乱暴で無機質なセットリストだったとしても 目の前の一つ一つに真摯に向き合える今の11人なら絶対に素敵なライブに仕上げてくれるから。
正直最近のライブセットリストや構成は結構メンバーのパフォーマンス力に総てを預けきったようなものが多いなと思っていて。
フリートークが得意じゃないイコラブだからこそ、或る意味強さを活かした構成なのかもしれないけれど、それでもやっぱり極限までMCがなかったりとか 少しびっくりするようなタイミングで事務所の倉庫から引っ張り出してきて即座に「これならヲタク喜ぶっしょ!」と言わんばかりの脈絡ゼロな着ぐるみ衣装を持ってきたり(あくまでもこれは妄想と偏見なので事実無根だけど)とか、そういうことに対しての違和感とか悲しさは拭えなかったのもある。
3つ目の姉妹グループができたこのタイミングで、一番お姉さんになった11人のことを本当に大切にしてくれてるんだろうか、、と感じてしまったのも事実だった。
でも、そういうマイナスな気持ちをステージから楽々と吹き飛ばしてくれる勢いが 今のイコラブにはある。
だからこそ久しぶりに少し大きめのステージで11人に会えた北海道初日、その期待値と信頼の高さから それ以上のものを見せてくれたイコラブちゃんたちの姿にすごく安心したし、これからこの約2ヶ月間そんな彼女たちと全国を巡れると思ったら底知れずワクワクドキドキした。
だけど。
なんだかおかしいなとは思った。
でもそれは微かな翳りだったから、気の所為だと思い込むようにしていた自分もいた。
ここまで確固たるものになっていた11人への信頼に自信を持ちたかったし、そんな感情と翳りが透明の気持ちを汚い色に染めるなんて許したくなかったから。
そう思いたかったけれど、
やっぱり何かがおかしかった。
直接的に書くには申し訳ない気持ちが勝つけど、やっぱり自分の感想としてきちんと文字で残そうと思う。
見ていて一番ドキリとしたのが杏奈だった。
いつだって全力の責任感でグループに居てくれていた杏奈が、虚無の空気感でそこに居ることを見たのが初めてで。
一番それが色濃く滲んでいたのは山口公演だった。珍しくダンスに覇気がないし、なんだがふとした瞬間にカラっぽになったような眼をしていてすごく心配になった、し、すごく焦った。
一体イコラブに何が起こっているんだろうか
すごくザワザワした。
後悔しないように生きたいんだ
たぶんだけど、"リーダー"っていう立場は結構孤独だ。
誰にも言えないことや 甘えることを許せない自分と常に闘わなくちゃいけない。
リーダーらしく「こうでなければならない」なんていう筋書きはないけれど、責任感とメンバーへの愛情がその甘えを許せないことだってきっとある。
ここまでセンターとしてグループの先頭に立ち続けた瞳がその荷を下ろした時、11人それぞれがいろんな感情を抱えだろうし、特に杏奈はいろんなメンバーの思いを知りつつ大切に真っ向から受けとめていただろうから すごく負荷がかかったと思う。
愚直で愛に溢れた優しいリーダーだなって私は勝手に思っていて、だからこそツアーの中盤であの子コンプレックスが発表されたと同時に すごくスッキリした顔つきで弾けるように踊ってくれていた杏奈に これもまた勝手にすごく安心してしまった。
他人に対して無責任に「この子はこれが似合う」とか「適正だ」とか言っちゃうことって時にめちゃくちゃに相手を苦しめがちだけど 、そのリスクを横目に見たってやっぱり杏奈には元気でいて欲しいし弾けるように軽くてパワーに充ちたダンスをしてて欲しい。
荷を下ろした瞳も
バトンを受け取った舞香も
プラスの何かを得られたら良いな。これもまた勝手に常々思っていること。
だから叫ぶ
「愛してる」
センターが違うメンバーになろうと 11人がそこにいてくれる事実は何も変わらないし、
私がこれからもイコラブを好きでいたいと思う気持ちだって変わらない。
あの子コンプレックスの初披露を分岐に とってもすっきりしたみんなを見ていたら、やっぱりイコラブに出会えて良かったし好きでいさせてくれてありがとうって思った。思わざるを得なかった。
ずっと言えなかったんだ
なんだか恥ずかしかった
別にこれといった目標がなくてもいい
ずっとそう思ってきた。
確かに明確な目標がないとモヤモヤしたり応援する方向性がわからなくなってしまうっていう考え方というか 気持ちの持ち様みたいなものもわかるけど、公に言語化できない漠然とした熱意とか真摯さだって明確な目標に匹敵するくらい素敵な武器だと思う。
この5年間の11人の軌跡は それを立証して且つより確固たる信頼にしてくれた。
このステージに行きたい
この景色がみたい
そんな具体性がなかったとしても、目の前にいるファン一人ひとりのことを目いっぱい大切にして
曲を作ってくれたプロデューサーやスタッフに心から感謝して
身体の中をぜんっっぶ出し切るようなパフォーマンスでライブをしてくれる11人の姿を見てたら 別に具体性なんてなくて良いと思えた。
苦手だって公言していた歌をきっちり克服してきた大谷さんも、
ずっとなりたかったに違いない太陽みたいな明るさとあったかさを惜しみなく発揮するようになった花菜も
また更に自信を重ねたりさちゃんや重圧から放たれてリラックスしつつも手を抜かず楽しむようになったなぎちゃんが魅せてくれる新しい余裕も
今回のツアーで全員それぞれがまた確変したのを感じたし それはたぶん惜しまない自己分析と真面目さ故の成長以外何物でもないから。
まだちょっとだけ遠くて
背伸びしても届かないけど
アイドルブームがすっかり冷たく息を潜めてしまった今、正直いつグループの存続が危うくなるか分からないし、また来年ツアーが催される保証なんてない。
「次」がないかもしれない恐怖が常にあって、誰しもがそれに気づかないふりをしている。
高望みするなとかそもそも期待してないとかそんなことを言いたいんじゃなくて、ただそこにいて、目の前のことに全力で取り組みぶつかり続けられるイコラブちゃんたちのことを心から尊敬できるし、信頼してるということだ。
愚直に頑張り続けることって絶対容易いことじゃない。
単発的に"頑張る"ことが出来たとしても、それを続けることはすごくすごくエネルギーを使う事だ。
況てその頑張りを結果に繋げることは更に難しい事でもある。
そう思って11人なりのアイドルグループの在り方を追い続けてきた。
個人的にはこれで良いと思ってきた。
私、あのステージに立ちたい
たぶんずっとそう思ってたんだろうけど、自信もないし実績もないからこそ言葉にすることを躊躇ってきたのかな。
この歌詞をみんなの口から聴いた時 すごく不思議な気持ちになったのが忘れられない。
ここまで先行的に具体的な何かを目標として口にしてきたことは無かったけど、例えちょっぴり非現実的で誰かに無理だと笑われそうな事だったとしても 皆が皆のコトバで口にしてくれたら"いつか" "必ず"叶う気がした。
皆なら"そこ"に連れていってくれる気がした。気がする。
口にすることを恐がって避けていた11人が、グループとして大きな夢を語ってくれるようになったことが事実として新鮮で嬉しくて。
昨今具体的な何かを目標として口にできる勇気も野望も持ち合わせている人はそう多くないから。
私だって例外じゃなく日々の忙しさにかまけて何時ぞやから目標なんて持つことすら忘れてしまっていた。
日々の時の流れに身を任せて生きていくのは 思っているより大変だし、それでいてちょっとでも油断すると誰でも陥ってしまう状態だ。
今回のツアーだってスケジュール的にとっても大変なメンバーも多かったと思う。
特にドラマの撮影やメディア仕事が多かったなぎちゃんは時間的な制約がすごくキツかっただろうし、瞳や舞香は敢えて記すまでもなく負荷がかかったと思うし、いーちゃんは体調面でとっても不安だっただろうな。
そんなことを思うに容易い状況だったけど、約2ヶ月18公演 11人で握った手を離さず完走してくれたし、みんなで11人の新しい目指す世界を新曲の歌詞として魅せてくれた。本当に愛おしいグループだなって心からそう感じる。
それだけじゃなくてしっかりと目指したい場所まで指し示してくれた。
もともとアイドルは規模を問わず大好きだったし、いろんなイベントに行った。握手会もチェキ会も大好きだったしライブを見るのも大好きで。
名前や顔を知っているアイドルが所属していたグループを卒業して 別のグループへ転生するのは何度も何度も目にしてきたから、最初は"そのくらいの些細なこと"でしか見ていなかった。だけど、"=LOVE"っていう曲に不思議と惹かれて 忙しい毎日の中のほんのちょっぴりしか無かった むしろ自分ですら気づかなかった隙間に イコラブの存在が沁みて 入り込んできてたのが4年前の秋頃のこと。
当時助産師の養成大学に通っていたから実習も課題も山積みで 文字通り時間に余裕が全くなかった私だったけど、やっとポッカリと出来た休みの日 12月24日にイコラブの全国握手会が有ったのは偶然じゃなくて必然だったんだと信じて疑わない私がちゃんと居る。今も。
過去の推しの共通点で歌声が太くて 優しく伸びるアイドルが好きだったのもあって、家でYouTubeを眺める程度だった夏頃の私も"イコラブの歌が上手い子"としていーちゃんのことは初めから顔と名前は一致してた。なんとなく気になってた。でも、その程度。
せっかく会いに行けるのなら、話せるこのたった1枚の時間は ちゃんと顔と名前が一致する 優しくて芯のある歌声を持ってる子にって思った。
立派な動機なんてなくて、本当に本当に軽い気持ちだったし、深い理由があったわけでもない。
だけどあの日、たったの10秒もない一瞬が 4年経った今でもずっとずっと忘れられない。
正直どんな言葉を交わしたか 記憶なんて補正されしまったから正確なことは当人が曖昧になってしまってる今、もう何にも残ってないのだけど。でも「この子のことをもっと知りたい」って強くそう思った。たったの10秒で なんでか分からないけどものすっっごく充たされて、心と脳があったかくなって、とっても幸せな気持ちで家に帰った。
そこから"きっと君だ"の公開収録やSHOWROOM。初めて名乗った大阪の個別握手会で相談した団扇を抱き抱えて入った初めての定期公演が、驚くことに最前だったこと。知れば知るほど、=LOVEの野口衣織という存在に触れる時間が重なれば重なるほど、もっと知りたいなって 無限にそう思った。
何かに寄りかかって自分の人生を頑張ることがこんなにも気持ちを楽にするんだって 改めて気づかせてくれたのがいーちゃんだった。
あのクソほど忙しい毎日の中で ほんのちょっとしかなかった隙間にもちゃんと入り込んで遺ってくれたイコラブの存在にちゃんと気がつくことが出来て、あの日上野に逢いに行く選択が出来て、やっぱりいーちゃんに、イコラブに出逢えたことっていろんな偶然が折り重なって生まれた必然だったんだと信じてる。
いろんなことが積み重なると 一つ一つがどんなに"透明"な気持ちでも不純物で見えないものが増えていく。
だけど
私 わかったんだ
みんなのこと「好き」だ、って
今回のツアーを通して痛いくらいにそれに気づいた自分もいた。
憧れであり夢である"あの場所"へみんなが必ず連れていってくれる。
この気持ちは誰にも汚されたくないしずっと"透明"でいたい。
11人が いーちゃんが信じる道をひたむきに突き進んでいく有限で貴重な時間をこれからも大切にしたいな
笑顔のレシピで創った景色は一体どんな眺めなんだろうか。
それが見られるまでしねないね。ヲタクとしてだけど、もちろん。
今日という日が
アイドルとして生きる11人の毎日が
"あの場所"に導かれたものでありますように!