う、ういじゃない!

=LOVE / 野口衣織ちゃんと大場花菜ちゃんのことが大好きでたまらないヲタクの独り言

=LOVE? =LIKE?

 

吾輩はヲタクである。

 

名前はまだない。たぶんこれから先もない。

 

 

最近「好き」ってなんだろうなんていう愚問について考えることが多い。

 

いや、最近、というより何かしらのヲタクになってから、ずっとずっとそんなことを気づけば考えている気がする。

 

存在を誰かに認めてほしくて

名前はないのに、誰かに名前を呼んでほしくて

いつもの自分じゃない自分になりたくて

現実世界と違った名前で、リアルと非リアルの狭間で生きる。

 

ヲタクは仲間が多いようでいつも孤独だと思う。

 

 

今の推しに話したことはまだないけれど、

以前足蹴く通っていたアイドルとは とあることがキッカケで

どちらかというと仲たがいのような形で

そういえば「ばいばい」も言わずに突然会いに行かなくなった。

最後に顔を合わせたのは4年も前になるから、

彼女はきっと名前もないヲタクの私のことなんてとっくに忘れていると思う。

 

今日はセンチメンタルな気分だから、

誰かにその「キッカケ」について聞いてほしくてブログを書くことにした。

 

 

ね?ヲタクっていつでも自分勝手でしょ?

 

ヲタクは名前がないから、非匿名というマジックミラーに護られて

ただでさえヒトは身勝手な生き物なのに更に身勝手になる。

平気で誰かを傷つける。

 

 

 

私は以前よく通っていたその子に

いつの間にか、無意識に「見返り」を求めていたんだと思う。

 

今で云う生誕委員の長のようなことをして

その子のお誕生日や出演が決まった舞台のお祝いのために企画をして

会場にスタンド花を出したりアルバムを作ったりした。

 

週刊誌にすっぱ抜かれてグループを抜けた彼女についていったヲタクは意外と少なくなくて、でもやっぱりグループに所属していた時より

頭数はかなり減ったと思う。

ザルで漉されたっていう表現がぴったりだと今でも思っている。

 

スキャンダルでぶったたかれたアイドルに対して

7.8年前の世間は今よりもずっとずっと厳しかった。

 

だからこそそんなことがあっても

彼女を好きで居続けたヲタクは

結構図太かったし

心のどこかに謎の執着心に近い忠誠心があったんだと思う。

もちろん私もそう。いや、私が、そう。

で、タチが悪いことに

それがある意味ステータスだった。

し、シンプルに自信だったんだと思う。

恥ずかしい話だけど。

 


もともとアイドルとして

器用ではなかった彼女は

グループに所属していた時も

「塩対応」と名前のないヲタクの群れに

いつも叩かれていたし

強がりだった彼女は

それを耳にしてさらにムキになった。

 

私が好きだったのはそんな人だった。

 

それでもグループを辞めてからの彼女は今までと変わらず会いに来た私たちを見て

「ありがとう」と時々

本当に嬉しそうな顔で笑いかけてくれたし

お祝いで出していたスタンド花も、

アルバムも、手紙も、

すごくすごく大切に受け取って

部屋に飾ってくれていた。

そして、節目には必ずといっていいほど

ブログを丁寧に書いてくれた。

 

だからそれを彼女との

【絆】なのだと信じていたし

いつしかそれが当たり前であり

「見返り」になっていたんだと思う。

 

ある年、彼女が芸能活動に対して

突然無気力になった時があった。

どんなに口では【ありがとう】

と言ってくれていても

その笑顔は嘘の塊だということが

嫌でもわかったし

今まで書いていてくれていたブログも、

突然更新が途絶えた。

 

 

そういえばスタンド花、写真、載せてくれなかったな。

 

何かがおかしい。

 

 

でも、何かが何なのかがわからない。

 

ただ心に黒いシミが墜ちて、知らない間に広がった。

 

 そのシミは今まで彼女を「好き」でいた気持ちさえ全部呑み込んで

 

「ナンデコンナニワタシハアナタガタイセツナノニ

 アナタハナニモカエシテクレナイノ?」

 

という欲望に変えてしまった。恐ろしいことに、これは無意識。

 

せっかく応援してるのになんでそんな無下にするの?

グループを抜けてからもこんなに好きでいるのに?どうして?

 

いつ主語が自分になったのかわからないし

どうしてあの時突然歩みを止めたくなったのか彼女に聞かなかったんだろう

彼女が何を想ってどんなことがキッカケで立ち止まったのかを

想像することすらできなかった。

 

きっと以前の自分だったらまずそれを考えたはずなのに。

そしてそれをわかってあげたいと思ったはずなのに。

 

 

裏切られた、と感じた私はその夏を境に彼女に会いに行かなくなった。

「好き」がぽっきり折れてしまって、修繕のしようがなかったから。

 

 

 

「見返り」を求めることは悪いことじゃないと思う。

むしろ自然なことだとすら思う。

 

ヲタクをするにはお金がかかるし、

それに付随して時間も、その他のものも

度合によっては結構な犠牲を払う。

 

無償の愛なんてそんなのは綺麗事だし

況して家族でも友達でもない他人に対して100%見返りを求めない愛を

与えることができる人がいるのならば

その人は早急にヲタクなんてやめて教祖にでもなったほうがいい。

 

 

アイドルとヲタクがイコールになるのは

不可能に近い。

「好き」がたとえ

LOVEであってもLIKEであっても

重さが全く釣り合わないから。

 

それでも衣織ちゃんは、

ちゃんとイコールでいようとしてくれる。

 

実際になれるかどうかは別だけど、

それでも「いたい」と思ってくれている。

それが分かるだけで心があったかくなるし、

あぁ、私も好きでいていいのかなって

都合がいいかもしれないけど

そんなことを思って

明日を生きるパワーがみなぎってくる。

 

私が前の推しに犯した罪、

なんて言ったら話が壮大かもしれない。

間違いなく彼女を傷つけた過ちは

一生消せないけど

あの時の後悔が有るからこそ、

衣織ちゃんに対して絶対に同じ傷を

負わせないと勝手に心に決めている。

 

 

ヲタクとして生きている世界は

リアルと非リアルの狭間だからこそ

名前がなくて マジックミラーに

護られている無責任な存在だからこそ

平気で無意識に誰かを、

時に大好きな推しを

傷つけているかもしれない。

 

ねぇ衣織ちゃん、

私、衣織ちゃんのこと傷つけてない?

 

 

たまにそんなことを確認したくなる。

 

名前はないかもしれないけれど

ちゃんと自分の言葉と行為に

責任をもつことくらいはしようと思う。

「好き」だから。

たとえ「見返り」が含まれる

「好き」だったとしても。

 

「見返り」を求めることも

独占したいと思うことも悪いことじゃない

 

それを素直に認めて、

認めたうえで「好き」でいよう。

あの時とは違って100%綺麗な「好き」ではないかもしれないけど。

 

 

ヲタクとアイドルの関係って不思議だ。

LOVEでありLIKEでもあるのに

彼女たちが本当につらい時悲しい時寂しい時ヲタクはリアルタイムで何もできない

 

連絡先も

お互いの本名も

何一つ知らない

 

それでも「好き」だし、力になりたいし

欲を言えば支えになりたい。まぁ、大方なれないけど。

 

結局こんなことを書いていても

「好き」っていったい何なのかの答えは

分からずじまいだし、

馬鹿な私はいつか衣織ちゃんを傷つける。

 

だけど、どうあがいても

嫌いになりたいとむしろ思っても

今私は衣織ちゃんのことが好きだし、

たぶん今から寝て明日の朝起きても好きだと思う。

 

会って話ができる時間が有限だからこそ、

1秒だって無駄にしたくないし

言葉の意味も、行動の裏の想いも、

全部軽率に扱いたくない。


別にあの時感謝の気持ちをブログに

残してくれなかった彼女を

責めたいわけじゃないし

言い訳かも知れないけれど

きっと彼女に会いたいと思わなくなったのは

その行為一辺が理由なわけじゃない。

だってあの時「来てくれてありがとう」って

そう笑いかけてくれた彼女の笑顔に

嘘しか無かったなんてことはきっとないから。

きっと本当に大事にしようとしてくれていた時があったから。


その行為1つで何かが折れてしまって

全部信じられなくなってしまった私は

なんて幼稚で愚かだったんだろう。


そんなもののために「好き」でいたわけじゃ

ないはずなのにね。



人の気持ちなんて

上手く言葉にできるものじゃないからこそ

あの時の私の気持ちはきっと

私以外の誰かに説明するのなんて無理だし

なんなら自分だってよく分かってない。


でも逆をかえせば

相手だって同じ心理だし状況だし

かつての推しも

衣織ちゃんも

同じアイドルだし 同じ人間だから


分かろうとしたいし

ちょっとでも寄り添いたいと思う。


言葉にすると誠に気持ちが悪いですが。笑

  

なんで「好き」なんだろうね、

「好き」ってなんなんだろうね、


全然わかんないんだけど

とりあえず「好き」なんだよね

 

 

って、こんなブログは恐怖しか与えかねない一方通行な感情の塊になりかねないけど

そのくらい一瞬しか接することが出来ない

相手とのコミュニケーションは

とても難しいことだと思っています。私は。

 

ヲタクって生きにくいね。

面白くてやめられないんだけどさ。