う、ういじゃない!

=LOVE / 野口衣織ちゃんと大場花菜ちゃんのことが大好きでたまらないヲタクの独り言

無観客LIVE「次に会えた時何を話そうかな」~今できること 今しかできないこと~

 

そういえば今年に入ってから、人と会う機会が極端に減ってしまった。

 

緊急事態宣言なんていう言葉を耳にする世の中を、一体誰が想像しただろう。

というか、緊急事態宣言って、そもそもなんだ?

 

どれだけ経済活動が滞ろうと関係なかった。

医療職だから余計に仕事は減ることなんてないし、病院で生命と向き合いながら心をすり減らして働く毎日は何一つ変わりなんてない。辛いし苦しいし、どこにこのもどかしさをぶつけたらいいのかわからない仕事でもある。シンプルに体力がものすごく必要だ。体内時計だってもともと狂っている。

 

そんなことより推しメンに会えないことのほうがよっぽど緊急事態なんだわ?ねぇ?????

 

最後に衣織ちゃんと会ってから気づけばたっぷり半年が経ってしまった。

それこそ本当に緊急事態なんですよ。非常に。えぇ。

 

当たり前は当たり前でなくなってしまったし、大好きな人に会いに行くことすら許されない世界ができあがってしまったことに 未だに適応できていない自分がいる。

 

 

そんななかで発表された無観客ライブ「次に会えた時何を話そうかな」

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正直今?なんでこのタイミング?と思ってしまった自分が居た。

配信ライブならもっと早くできた気がする。

なにを狙ってこのタイミングでこれをやるんだろうか。

 

動揺したというよりは、一度落胆した。

 

「あぁ、会わせてもらえないんだ」

「直接見ることって、やっぱりできないんだ」

 

でも、このコロナ禍においてアイドルとして動いている推しメンをリアルタイムに観ることができる環境がいかにありがたいものなのかということは、いろんなタイミングで痛感せざるを得なかった。

私たちは何をどうあがいても、運営に「会える機会」を与えてもらえないと推しメンの顔を見ることすら許されない。

 

もうね、だったらね、いっそのこと思いっきりヨアニ社のカモになったほうがいいのよ。

好きな気持ちに心からバカになったほうが、すべてが楽しくなる。

特に昨今の状況を加味すると、無観客だろうがなんだろうがきちんとした箱でそれなりの回線を使って配信をしてくれることがどれだけありがたいことなのかをヲタクはきちんと感謝しないといけない。

 

だからこそ今回のこの配信、楽しみでもあったと同時に安心もした。

運営がきちんと=LOVEをアイドルグループとして存続させる気があることが分かったから。

ろくにレッスンもできずに自粛で凝り固まった感覚と身体を、11人がどこまでたたき上げられるかということにもすごく興味があった。

 

私が愛してやまないこのグループはどうやって"嵐を晴れに変える"んだろうか。

 

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当日は夜勤だった関係でリアルタイムで配信を見ることができなかった。

だから今回のこのブログはアーカイブを視聴した感想になる。

もはや感想というより本当にとりとめもない雑記になりそう。そのくらい今自分の頭のなかが混沌としている。だって衣織ちゃんに会えないんだもん。

まじでコロナ一生許さねぇ。京都きもの友○だって「ハタチは一生モノ」って言ってたじゃん!!!!!!!!

 

 

M.01 CAMEO
M.02 アイカツハッピーエンド
M.03 Want you! Want you!
M.04 いらないツインテール
M.05 My voice is for you 
M.06 届いてLOVE YOU♡ 
M.07 推しのいる世界
M.08 Sweetest girl
M.09 虹の素
M.10 ズルいよズルいね 
M.11 手遅れcaution
M.12 僕らの制服クリスマス
M.13 探せ ダイヤモンドリリー
M.14 「部活中に目が合うなって思ってたんだ。」
M.15 君と私の歌
M.16 =LOVE
 
EN.1 ようこそ!イコラブ沼
EN.2 樹愛羅、助けに来たぞ
EN.3 次に会えた時 何を話そうかな

 

 

本編に入る前にイコラブのSEが大好きすぎるっていう話がしたい。

というかSE自体もなんだけどバッグの映像がちゃんと毎回節目ごとにきちんと更新されていて、メンバー毎に良い表情が存分に生かされて切り取られているのを見るのがすごく好き。SEが流れるたび、あの映像を見るたびにぐわあああああああああって身体の中の血液が煮えたぎって鳥肌がたってくるのが分かるくらい。

どんなに時間が間に挟がっていたとしても、身体はちゃんとイコラブのライブは最高だぞーって覚えてるんだなぁ・・・・

 

そんな(どんな?)無観客ライブ一発目は「CAMEO」

 

M1.CAMEO

 

ソーシャルディスタンスを保つためステージ上の距離をたっぷりとったメンバーがイントロとともに暗闇からぼんやり浮き上がってきた一曲目。

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このライブでお披露目された赤と白を基調としたちょっと昔のファミレスを想起させるフェミニンな衣装が、11人のばっちばちに良いお顔とミレニアムなスタイルを際立たせていてとても良い。チェック柄×アイドルは言わずもがな最高のニコイチ的組み合わせですが ポルカドット×スウィーティーパイちゃんたちまじんこに良い。

 

CAMEOは中華風なMVとチャイナドレスみたいな衣装があてがわれているから恐らく意図するところはそういう世界観なのだろうけど、スモークの中から浮かび上がってくる赤白の衣装を身に纏ったメンバーのシルエットはパフスリーブやオフショルのレースがフラメンコを想起させる妖艶さを醸していて、見逃していた月日の重みを感じた。

 

あぁ、またちょっと見ないうちにみんな成長したんだなぁ・・・・

 

(お前はなんだ親か)

 

醸される雰囲気によって違う魅力が出てくるから、この曲はカメレオンみたいに不思議な曲だと思う。

 

韓国のアイドルと日本のアイドル、何が一番違うかってやっぱり魅せ方だと思っていて、特に前者はグループとしての徹底したポジショニングの美しさとフォーメーションの移り変わりが大きい。今回のシングル曲は韓国人のD.Uさんが振付したもので、音楽のチカラでの初披露を見るにダイリリと並ぶくらい相当フォーメーション移動が激しいし複数人が同一の振りを踊る箇所がこれまで以上に多い印象があったから、ソーシャルディスタンスを保たざるを得ない環境ではやっぱりもったいないというか、この曲のライブパフォーマンスとしての良さが半減されてしまっているのがすごくもどかしかった。

 

だけど一人ひとりの歌唱力が目立つ歌割が本来のフォーメーションで観られないからこそのもったいなさをしっかり補っていたし、今のイコラブの個々の歌唱力の高さに頭を殴られたような気にもなった。

 

一つ一つの振付が、振りというより「仕草」と表したほうが適切な気がするくらい全員それぞれが考える「強いオンナ」と「誘惑」をうまく表情にのせていて

 

マジでCAMEO、良い。好き。(大声)

 

 

シングルを重ねるごとにセンターとして自信を光らせるなぎちゃんの歌唱力には毎回驚かされるし、きっと彼女は相当な努力を重ねているんだろうなぁって思ったら尊敬の念が止まらないんよ・・・・イコラブのゼロ番でいてくれてありがとう。

プレッシャーと緊張を感じさせないけど、絶対にストイック極まって常に自分を追い込んでいるだろうから、そんな齊藤なぎさのメンタルは絶対にこれから先も俺が守りたい気持ちでいっぱい(?)

 

この曲を自分たちのモノにできる今のイコラブはめちゃくちゃレベルが高いし、表現の幅が爆発的に広くなった。

 

合宿の様子が公開されたドキュメンタリーで㍉も話していたけれど、これまでは目の前の「ファン」の存在を吸収して曲を創り上げていくことが多かったイコラブが、このライブができない状況でも自分たちだけで曲を一定の完成ラインに持っていくことができるようになったことってグループとして相当大きな変化だと思う。

 

だからこそ早くCAMEOを生で観たい。

もっともっと良くなっていくなんて、この曲の可能性が無限大すぎる。

 

舞香にだったら騙されたくない?どう?

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M2.アイカツハッピーエンド

 

杏奈の挨拶を挟んで衣織ちゃんの曲振りのあと、衣織ちゃんのアカペラから始まったアイカツ

 

ソロパート歌い終わってにこっとする推しメンがずるいんだわ

ズルい人です君って本当に!!!!!!!(それ違う曲だよ)

 

 

2曲目から後列定点映像にカメラが切り替わって驚いたことは 11人の振りがめちゃくちゃ綺麗に揃っていたこと。

 

イコラブのカップリング曲は全員が同じ振付を一貫して踊ることが多いけれど、アイカツは特に全員が同じ動きをするから腕の高さレベルで振りが揃っていないとものすごく汚く見えてしまう。個々の粗が目立ちやすい。

 

正直言って今までこの曲で揃っていて綺麗だなぁなんていう感想を抱いたことはなかったけれど、今回の配信においてはものすごく綺麗で驚いた。

 

落ちサビのソロパートを歌い繋いでいくところで、歌い終わったメンバーが余韻と一緒に次のメンバーのいる方へまるでバトンを優しく渡すみたいに腕で放物線を描くような振りをしてたのもよかったなぁ・・・

どんなに物質的な距離が離れていてもちゃんと11人全員で一つのステージを創り上げてるんだよっていう信頼関係がそれぞれの表情から透けて見える気がして、ものすごくぐっときてしまった。

 

それから、ずっと声を張り上げて喉をしめている感じがちょっとだけ苦しかった「君の味方だよ」もすごく気持ちよく音が伸びていて、また推しメンが前に進んでいるのを痛感した。見ることができない、会うことができない間にも静かに努力してちゃんと期待を超えてくる推しメンだからこそプレッシャーも計り知れないだろうけど、

 

いつだって君の味方だよ。

 

きっとこの歌詞を歌うときの衣織ちゃんは私たちファンに向けて歌ってくれているんだろうけど、聞いている私たちだってそっくりそのまま同じ言葉を貴女に伝えたいんだ。

 

 

アイカツは本当に歌詞が良い。

「走り続けてよかったって」を久しぶりに観たくなってきたから後でアマプラを開こう。

 

 

M3.Want you! Want you!

 

CAMEO合宿でとことん女性らしい上半身の滑らかな身体の動きを叩き込まれたせいか、うぉんちゅーがめちゃくちゃしなやかになっているメンバーが多くてこれまた驚いた。

特にサビの振りって大きく踊ろうとすると硬くて迫力のある動きになってしまいがち(特に推しメンがそれ)だと思っているんだけど、このライブではほぼ全員の動きが優しくしなやかになっていてめちゃくちゃ綺麗だった・・・すごいなぁイコラブ

 

新衣装×うぉんちゅーがはちゃめちゃに可愛くて、やっぱりアイドルって良い。

どんなに日常生活荒んでいても、可愛い女の子たちがニコニコ歌って踊ってるところを見ているだけで「まぁいっか☆ぽやぽやぁ~」という気持ちになってくるから良い。(バカ)

 

早く大きな声で\=LOVE!/できる世界になるといいね。

それまでもうちょっとだけ生きよう。

 

 

M4.いらないツインテール

 

そんな柔らかさと可愛さから一変してのいらツイ。

866ツアーの時にも思ったけどいらツイを分岐にした場面転換が天才的なんだわ。

ピンクエンジェルの煽りも勿論だし、いかりんぐのどぎつい煽り、しんじゃった☆

ヲタクは本当にすぐしんじゃう生き物として定評がありますが、衣織さんの地元強さ(なにそれ)が全面に出た「お前ら」が強すぎて脳天イッちゃったのですが。

 

上下運動が激しすぎる曲だからこそ安定した歌声でこの曲をやりきるのはものすごくハードなのだけど、しっかりきっちりと安定感をもってやりきるなぎ佐々木野口は最高に化け物。褒めてますがもちろん。

これだけの安定感をもってるのってアイドルとして相当強いと思う。

 

目の前に聞いているファンがいてもうまく会場の温度を上げることができなかった11人だったはずなのに、気が付いたらすっかり空気をコントロールできるグループに成っていた。きっとみんなでたくさん話し合ってそれぞれがもがいた結果だよね。

 

誰に言われるまでもなくできるだけの努力をしてきっちり仕上げるべきとこまで仕上げてくるイコラブの意地を見せつけられた一曲だった。

 

M5.My voice is for you

 

自己紹介と少数MCを挟んでの沙夏ソロ。

 

CAMEOのカップリングとして収録された一曲で、グループとして初めてのメンバーソロ曲はイコラブの歌姫 諸橋沙夏にあてがわれた。

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ほんっとうにつんの歌声がのびやかで、身体の真ん中に突き抜けてぶわぁっと広がっていくような感覚が聴いていて気持ちいい音域。

つんの得意分野と良さがこれもかっていうくらいに音楽に成っているから、安心して聴いていられるのが本当に良い。アイドルのソロ曲ってその子があり得ない位緊張しているのが伝わってきてこっちまで息が詰まってしまうことが多いけれど、今回のつんのステージはそんな張り詰めたものが微塵もなくて。

いや、めちゃくちゃ緊張したと思う。そりゃそうだ。だから歌い終わった時のちょっと照れたような笑顔が最高に愛おしかった。

きっと相当練習したんだと思う。その練習量がつんの自信になって、聴いている私たちに安心感を与えてくれた。

 

季節が変わる瞬間の香りも、雨上がりの匂いも、伝わってきたよ。

サビに入った瞬間の雲の切れ間からピッカピカの太陽が顔を出したみたいな明るさは、きっと照明のせいじゃなかった。

 

まるでアニメのオープニングみたいな、何かが新しく始まる予感がしてわくわくが止まらない感覚がとっても良かった。そしてファルセットうますぎて震えたよ・・・・

 

この曲も早く生で聴きたい。

つんの歌声、思いっきり頭から浴びたい。

 

 

M.6 届いてLOVE YOU♡

 

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いやいやいやいや何事??????????????

 

ってくらいに爆発的に可愛かった我らがセンターのソロらぶゆー。

いつからなぎはこんなに歌がうまくなったんや?っていうくらいこれまた安心して聴くことができた一曲で。

配信カメラをまるで掌で転がすように使いこなす演出がすごくなぎっぽくて笑顔が止まらなかったし、これ観てる間の私完全にこれ。

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全体で披露して居た時はのりこが担当していた間奏の「だ・い・す・き!コール(勝手に命名)」を含め全パートを一人きりで担当していたとは思えないくらいの安定感が本当にすごかった。

 

 

M7.推しのいる世界

M8. Sweetest girl

 

大場花菜ちゃんが可愛ンだわ。

 

くるくる変わる各6(5)人の表情がひたすらずっと可愛いし、君私のMVみたいに三分割されたスクリーン映像、良い。

この少人数でこの距離感を保ちながら綺麗に位置取りするのって本当に難しかった思うんだけど、それが綺麗でひたすら偉いなぁと感心してしまった。

ソーシャルディスタンスを保たないといけない分相当移動量が増えたはずなのに、それぞれのメンバーの歌声がぶれないのはまじですごい。

推しセカに関しては落ちサビ前ガチ恋口上のところも暗転して紫ペンライトが綺麗だった・・・・ヲタ芸ェ・・・

のりこ発案だというデコレーションされた紫ペンライト。

そういう細かいところにもみんなの優しさを感じるね、嬉しい。ありがとう。

 

 

M9.虹の素

 

アコースティック、、、、MAJI(´;ω;`)????????

 

ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっっっっっっっっっっっと虹の素は振付が二人を殺してると思ってた。何回もいろんなところで書いてきた。

2周年ライブの時に観たアコースティックバージョンの虹の素が忘れられなくて。というか866の虹の素が良すぎたからこそ、もう一度まっさらな2人の虹の素がもう一回観たくて。

 

だからこそ今回のこのアコースティックバージョンが本当に本当に嬉しかった・・・・

 

実はこの無観客ライブの直前にこの類のツイートをしていたのもあって、当日夜勤中何人かのヲタクから「虹の素アコースティック版だよ」って連絡が来ていて笑ってしまったw(みんなありがとう歓喜でした)

 

この自分の感情と向き合うしかない自粛の時間に、一体衣織さんはどんなことを思ったんだろうか。

 

そんなことを考えながら今回の虹の素を観ていたら、やっぱり今のアイドルとして生きる野口衣織に会いたくてたまらなくなってしまった。いや、こんなの観なくてもわかっていたことだったけど。

 

これも866の感想に書いたけど、虹の素の歌いだしって音が本当に低いから、しっかり音を当てて発語するのがすごく難しい曲だと思っていて。

特にあの振付を踊って動きながらあの音域を歌いこなすのって不安定になりやすくて難しいなぁって思うから、もう一回歌だけで表現を勝負する今の衣織ちゃんが観られてすごく嬉しかった・・・

本当はあの動きが激しい振付を完璧に踊りながら完璧に音程ハメてくるのがハイレベルなんだろうけど、声で感情を表現できる2人だからこそ歌だけで絶対に勝負できると思ってた。

衣織ちゃんがどんなことを考えて誰の何を想いながら歌ったのかは本人に聞かないとわかりっこないけど、声が震えるくらいの緊張と共存しながら今できる精一杯をぶつけてくれた数分間が本当に尊くて、そのまま融けて消えていってしまいそうな推しメンの姿が儚くて儚くて。

 

想いが先行するとどうしても粗く見えてしまうところもちょっとだけもどかしかったこれまでの衣織ちゃんが、想いのレベルを下げるのではなくてその強い想いに見合うだけの体力と歌唱力をつけるために努力を惜しまない姿勢が何より好き。そういうのがプロ意識っていうんだと思う。

 

 
まぁなんでもいいけど妹は早く完全独立してくれ。

 

M10.ズルいよズルいね

 

いや・・・・鳥肌とまらん・・・・・

さいとうなぎささんどんだけ歌うまいん????

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イコラブが初めて持ち曲をアコースティックバージョンにして披露したのは去年9月の2周年ライブだったけど、その時に聴いた僕クリを遥かに凌駕する個々の歌唱力がすごくすごく耳に心地よかった・・・というかスロー~ミディアムテンポで且つソロパートが多い曲をアコースティックバージョンにしてくるってかなり強気だと思って。

構成を考えた人がちゃんと今のイコラブに自信があるからこそではないとできない構成だし、そこに見合うだけの実力をちゃんともってきた11人もすごい。

 

努力を誰に要求されることなく継続することってものすごく難しい。

このコロナ禍で自粛を強いられた数か月の間、常に自分を律して"いつか"のために自己研鑽し続けることができる人なんて居ないに等しいんじゃないのかなぁ。

 

このライブ全体に言えることだけど、現状維持まで感覚を戻すことだけでも相当難しいはずなのに、ちゃんと努力してきたんだろうなぁっていうのが見えるくらいに何かしらの形でむしろパワーアップしたメンバーが少なからずいるのがすごすぎる。

 

その筆頭にいるのがゼロ番を守ってくれているメンバーだっていうのが、何度だっていうけど私はものすごく誇らしいし、こんな書き方したらまじでおまw何様wっていうアレに聞こえてしまうかもしれないけど。いやでもそのリスクを負ってまでしてもこれが書きたい。

ズルズルのセンターはなぎしかいないんよ。

 

な。(誰に同意求めてんの

 

 

M.11 手遅れcaution
 
ごめんちょっと白黒演出の意図が汲めなかったwwwwwwwwwwwwwww
 
だけど相変わらず狂って堕ちる推しメンが天and才
中盤まで眼の奥が暗く閉じ切ってるのに、だんだん憎悪に生かされて閉ざした世界の中で活力を取り戻していく過程が好きすぎる。。その果てに爆発したエネルギーが落ちサビで殺傷能力を帯びるの最高過ぎんか?
 
 
そしてこのソーシャルディスタンスを取らざるを得ないライブ形態において唯一手遅れが曲の良さをまた違った形で引き出してくれた気がする。
 
近くに誰かがいないからこそメンバー一人ひとりが自分の中の登場人物の感情に没頭して、いつも以上に陶酔している感じが出ていてめちゃくちゃよかった・・・
てか諸橋沙夏ちゃんの眼が好い・・・・・
そして衛生面考慮したのか知らんけど(?)いつもは足べったべたに地べたにつけるアウトロだけど、ちょっと膝立ち気味にしてるくらいだったのもそれもまた良き。
 
 
 
M.12 僕らの制服クリスマス
 
毎度歌割が鬼のように変わることで御馴染みの僕クリですが。
 
 
「僕のこのドキドキがばれないように」杏奈さんの後ろでピンボケしてる大場推しメン花菜ちゃんが死ぬほど可愛いのでアーカイブ観られる皆さん今すぐこのブログを閉じて僕クリ再生しに行ってください。以上です。
 
 
 
M.13 探せ ダイヤモンドリリー
 
ダイリリオバさん爆誕☆☆☆
ずーんばきゅん佐々木舞香さぁぁあああああああああああああn
 
 
まじんこに野口衣織ちゃんと大場花菜ちゃんのしなやかな手の動き天才なんだわよ。
「春風が吸い込む」は大場花菜ちゃんのためのパートなんよ。
「都会のこの眩しさ」は野口衣織ちゃんのためのパートなんよ。。。
 
そしてこっちは人が多くての2番歌いだしはなのん、本当に歌安定したね・・・・(´;ω;`)ウゥゥ キザすぎるかな大場花菜ちゃん、ちょっとだけ優しくなったね・・・テンポの取りかたふわっふわで軽くなったね・・・(´;ω;`)ウゥゥ
 
ダイリリの振付が大好きすぎるから、いくらソーシャルディスタンス保たれてて空間爆空きだったとしても引き映像が観られるのは願ってもないアレよ、これがきっと幸せなんよ・・・
 
特にサビの揺れるカーテンのとこ、それぞれの体幹の差もそうだし、踊り方の個性が爆発しててすごく見どころだし、御世辞だったとしてもメンバーのみんなが私たちヲタクに会いたいと思ってくれているのが伝わってくるような気がして。
逆口上もそうだけど、こうやっていろんな形で思いを体現してくれる優しいグループを応援できていることにものすごい多幸感を味わってしまって2000円しか支払っていないことに罪悪感覚えましたが???
 
 
言いたいことがあるんだよ
待っててくれてありがとう
会いたい 会いたい 会いたいよ
次会う時に何話そう
私がここにいる理由 みんなの笑顔が見たいから
心はいつも貴方の傍に
会えない時も 大好きだ
 
 
会えなくて
話せなくて
今どこで何してるんだろう
アイドルしてて楽しいのかな
どんなことに悩んで どんなことを楽しいと感じてるんだろう
 
こんなこと四六時中考えてるなんて気持ち悪いよね。
だけどそのくらい大好きだし、本当にいつかまた会いたいんだ。
 
最後にごめんこれだけ言わせて
 
20歳の時計の針の音推しメン(なにそれ)エッcすぎてしんじゃった!
 
ヲタクまたしぬじゃん。
 
 
 
M.14 「部活中に目が合うなって思ってたんだ。」
 
夏だね、もう7月なんだね(遠い目)
 
校庭走る大場花菜ちゃんも
戸惑う僕を見て笑う大場花菜ちゃんも
暑さのせいにする大場花菜ちゃんも
 
僕の夏は大場花菜ちゃんがいないと始まらないんだよ・・・・
 
そしてやっぱりオサレカンパニーパイセンのスカートはプリーツの数と丈感が最高。どストレートどタイプ。大好き。本当に大好き。
オサレカンパニーパイセンのスカート×野口衣織ちゃんって絶対にバニラアイスとキャラメルくらいにハズれない組み合わせ。
 
 
部活中アウトロの舞香の「皆さーん!私たちと目合ってくれましたかー?」っていうコメント?あおり?聞いてたら、配信なのに不思議とすごく大きい箱の天井席からイコラブのライブを眺めてる気分になってしまった・・・
きっとこれからもっともっと大きく、遠くなっていくんだろうなぁ。
 
 
 
M.15 君と私の歌
 
私これ絶対生で観たら泣かないなんて無理だと思う。
なんでこんなに明るい曲調なのにきゅーって寂しい気持ちになるんだろう。何度聞いてもその感覚が抜けなくて、すごく切ない。
 
ちょっとダサい振付が最高に愛おしいし、等身大なみんなの笑顔と動きを観てたら本当に一生これ。
 
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(また餅ゴリさん出すやん)
 
君私に関してはすでに重たくて長いブログを一本書いてしまっているから詳しいことはそっちで。今回はここまで!
 
「君と私の歌 ずっと続け」でぐぅぅーっとカメラ指さして最高の笑顔で歌い上げる推しメン本当にああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 
っていうアレです。ていうかがんがんに歌って踊った後に通常トーンでMCする衣織ちゃんの体力と肺活量なにおき?
 
 
M.16 =LOVE
 
本編ラストはこの曲。
 
ダイリリでもそう感じたけど、やっぱりイコラブちゃんたちがこの曲をすごくすごく大切にしているのがどのライブでも伝わってくるから毎回苦しい。
 
たぶん現場が戻ってきてまた生でこの曲を観られる日が来た時には衣織ちゃんから「君だ」ってしてもらえる規模でなくなっているだろうけど、配信なら「君だ」独り占めだもんねーーーー!!!!!!!!!!!!(うるさいよ
 
落ちサビ後のフリーダンス、なんで今回は共通振付だったのか推しメン今度話せたときにぜひ教えてください。気になって夜しか眠れません。
 
 
EN.1 ようこそ!イコラブ沼
 
まじでみんな体力ついたね・・・・
まさかアンコール明けの沼でこんな安定した歌聴けるなんて思ってなくてとても良い意味で裏切られてしまった・・・
手を抜こうと思ったら底知れず手が抜ける単調な曲だからこそアンコールに持ってくるのってある意味策略としてはハナマルなんじゃないかとも思ったりして。
アンコール明けのテンションでぶち上がり切れば絶対お互い楽しいもんね。
沼がアンコールって結構新鮮だったけど、このセトリもありかもしれん。
 
 
 
EN.2 樹愛羅、助けに来たぞ
 
そしてここにきて半分くらいのメンバー結構死にそうだったのと杏奈が勢い良すぎて転びそうになってたのと(いおが助けてあげてて可愛かった)(なんでも可愛い)突然振りむくしょこと見どころありすぎたけどw
ボード使ってメッセージ書きながらパフォーマンスするイコラブちゃんたち、まじんこに愛おしくて困った・・・
 
 
嵐、絶対晴れにしようね。
 
 
EN.3 次に会えた時 何を話そうかな
 

本当だったら 明日会えたね
楽しみだった ずっと前から
悲しい出来事も 辛い日々も
堪えた気持ちが 今更染みてくる

 

楽しみだった予定も、気づけば全部中止になってしまった。何回"中止""延期""未定"の2文字に落胆したんだろうか。

本当なら今週握手会だったのになって、季節は夏にかかるのにそんな掴みどころのないふわっとした物悲しい気持ちが気を抜くと顔を出して。


誰も悪くない わかっているよ
君への手紙は長くなっていく
紡いだ言葉 花びらになれ

そう 大きな花束 届ける

 

どこに向けたら良いか分からない気持ちばっかり大きくなって、それを誰も傷つけない言葉を選びながら紡ぐことすら苦しくて。

 

ウイルスが相手だから、本当に歌詞の通りどれも悪くない。そんなの分かってる。

 

だけど、だからこそ悔しくてたまらなかった。

なんで会えないんだろうか。

なにか悪いことしたかな、なんの罰かな。

そういうことを思いながら仕事だけは毎日待ち構えているからただただ日々生きるしかなくて。


次に会えた時 何を話そうかな
今は1人 ずっと君を想う
切ない泉は やり場もなく溢れていく

 

いつ会えるか分からないけど、「今日こんなことがあったよ」「こんな気持ちだったよ」って話したい相手はいつだって衣織ちゃんと花菜だった。

 

2人がそれを聞きたいかどうかは別だけど、それでも私は2人に会いたくて、話したくて。

 

いっそのこと好きにならなければ良かったのかな?出会わなければ良かったのかな?

 

この先もずっと会えなかったら

もう二度と話せなかったらどうしよう

 

そんなことを思ってしまった時だってあった。

 

会えない時間(とき)だって
変わらず 大好きでいるよ

 

だけどやっぱり2人のことが好きだった。

好きで好きでたまらなかった。

メンバーも私たちのこと、そうやって思ってくれていたらいいなぁって、そう思いながら 歌っている11人のことを眺めた。

 

 

 

彼女たちが今できる精一杯がたくさんたくさん愛と一緒に詰め込まれた2時間だったと思う。

 

正直866ツアーからの熱量をもって凄まじい勢いで階段を駆け上がっていたところだったから、その勢いが衰えていないといったら嘘になる。

だけど、今できる、今しかできない2時間だったとも思う。

 

 

欠点やできていないところを探すのは、たぶんできているところや好きなところ、長所や輝いているところを探すより遥かに簡単だ。

 

だけどやっぱり私は11人のことが大好きでたまらないからこそ、それぞれの好きなところや素敵なところを大切にしたい。

衣織ちゃんと花菜のそんなところをひとつでも多く気がつける人でありたいし、それをちゃんと言葉にして伝えたい。

 

今は顔を見て直接伝えることが許されないから、だからこうしてまたブログを書いてみた。

 

いろんなフィルターで濾された想いは必ずしも綺麗なものではないかもしれないけど、自分の口から紡がれる言葉が好きな人を傷つけるようなことがあってはならないし、そんなことがあったら私は今すぐ言葉を発することを止める。

 

直接会えないからこそ、顔を見て伝えられないからこそ、大好きな子達がどんな思いでそれをどう受け取るかを一生悩みたい。それが愛だと思うし、今できる精一杯だとも思う。

そんなことを改めて考えた無観客ライブの配信だった。

 

 

この状況下において、ドルヲタがヲタクで在り続けるのはめちゃくちゃハードルが高いのかもしれないけど、やっぱり私は衣織ちゃんにちゃんと「ずっと」と「絶対」があることを証明したいんだ。

だからこれからも、次会えるまで、話せるまで、好きでいさせてね。

 

 

まぁ結論何が言いたいって、早くライブが見たいんよ!!!!!なぁ!!!!!?

 

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だから、またイコラブのライブを生で見られるその日まで。

僕はずっと ずっと 君を想うよ。

 

 

長くなりましたが以上!無観客ライブ「次に会えた時 何を話そうかな」の雑記でした。

ここまで読んだ人いる?論文か?

 

 

どうかまたいつの日か、彼女たちに会えますように。

 

CAMEO発売 おめでとう!

素敵な7枚目シングルのリリース期間になりますように。

 

 

 

 

画像引用元

https://natalie.mu/music/news/385274

会えない時だって変わらず 大好きでいるよ

私の推しは“ずっと”を約束するのが嫌いだ。

 

その推しを追いかけている私自身も“ずっと” と安易に口にするのが苦手だ。

 

 

“ずっと好きだよ”

“ずっと応援するよ”

 

 

何を根拠に?

“ずっと”って何時まで?

 

 

そういえば以前衣織ちゃんに「 えりぽんはなんで私のことが好きなの?」 と尋ねられたことがあったっけ。

 

その時私はうまく言葉にできなくて、「全部好きだよ」 なんて返事で逃げてしまった。

 

嫌いの感情に理由があっても、 好きの衝動に理由なんてないことが多いと思う。

少なくとも今の私のこの感情に理由は有って無いようなものだし、 自分自身でコントロールすることができている自信は全くもってな い。

 

好きの衝動は時として相手を傷つけるし、 マイナスな何かを生み出してしまうことだってある。

 

でも、好きだ。

 

 

昨日公開された=LOVE7thシングルのカップリング「 君と私の歌」。

びっくりした。

まさか衣織ちゃんがセンターだとは思っていなかったから。

 

私はたぶんずっと怖かったんだと思う。

 

真ん中に立つことでいろいろなものを浴びる衣織ちゃんが、 潰れてしまうんじゃないかって。

そんなことを心のどこかでずっと考えていた。

 

手遅れcationにしても虹の素にしても、 衣織ちゃんがフォーカスされる曲は哀しくて寂しくて苦しい曲ばか りだった。

そんな曲と共にカメラのレンズを睨み付ける姿と“表現力が凄い” という形容詞ばかりがどんどん伝播して大きくなっていく度に、 烏滸がましい自分もどんどん大きくなって、「 衣織ちゃんってこんな子じゃないのに」 なんて分かったようなモンペみたいな自分の声もどんどん大きくな ってしまうことが増えた。

 

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夏の君は誰より(so cute)

輝く素敵なアイドル(Shining)

 

本当に衣織ちゃんは目が無くなるようなくしゃくしゃの笑顔がよく 似合う人だと思う。

きっともっと歌がうまくてダンスもうまくて、 アイドルとしての口が達者で世渡り上手な子はたくさんいるのに、 それでも私の中では誰より輝いて見えるし、 それはこの先もしばらく変わりそうにないや。

悔しいけど、好きだから。

 

 

冬の君も大好きだけど

キラキラ太陽が似合う人

 

そういえば衣織ちゃんと出会ったのは真冬だったっけ。

 

イコラブの現場のことを何一つ知らなかったから、 昔からの知り合いでイコラブ沼に先に堕ちていた人に会場でのルー ルや全国握手会のライブの見方を聞いた。

 

規模もよく分からなかったし12月の不忍池の水辺は本当に寒かっ たからギリギリに会場へ行った。

その時女性エリアの券は既に枯れていて、 一般優先エリアボックスから引き出した水色の引換券はイベント会 場の後ろから二列目だったんだよね。

 

 

瞬きなんて できないよ だって・・・

真面目な顔も くしゃくしゃ笑顔も

ターンをするときに 遅れて広がる髪も

ねえ見逃せないよ 会った日から

 

 

あの時正直顔を見てもすぐに名前が出てこないメンバーもいた。

イントロがかかってもすぐに曲名が出てこなかったし、 歌詞も曖昧だった。

それでも初めて視界に“本物の” 野口衣織が入ってきた時に何かが弾けたんだ。

 

ずっと誰かを心から応援することが怖くて

心の内なんてわかりっこないからこそ、 自分のこの口から無責任な言葉が紡がれることも怖くて

大切にしていた感情と思い出を丸ごと失うことも怖くて

 

アイドル相手に「裏切られる」 なんていう感情が湧いてくるのなんて可笑しいよね。

だけど一度そんな気持ちになってしまった過去が、 他人を応援したり感情移入したりすることを拒んでいた。

 

それでもあの日に衣織ちゃんを目にしてから、 そんな過去が全部吹き飛んでしまった。

 

体幹がしっかりしているからどんな姿勢でターンしても軸がまっす ぐで綺麗だし

細くて柔らかい髪の毛が動きを追うように流れて

汗っかきなおでこに張り付いて止まる

上気した頬に恥ずかしそうな笑顔が本当に眩しくて

 

夏の日差しも大好きだけど、 出会った日の真冬の曇り空に籠る白くてくぐもった太陽の光が忘れ られないんだ。

 

 

眩し過ぎるよ(Miss you)

ちょっと複雑(Miss you)

君はSunshine(Miss you)

照らしてくれる だけど・・・

 

 

どんなに毎日朝早くて帰るのが夜遅くても

先輩に罵倒されて心が追い詰められて空いている病室で涙が溢れて も

「衣織ちゃんに会える!」

そういうお休みの日があれば何でも耐えられる気がした。

実際この2年半、ずっとそうだった。

 

 

私だけじゃなくて みんなを

アツくさせる しょうがない人なんだもん

 

昔みたいに(Miss you)

がらがらじゃない(Miss you)

客席なのに 探してくれてありがとう

 

 

ここ、「見つけてくれてありがとう」じゃなくて「 探してくれてありがとう」なのが本当にダメ。( ダメじゃないです)

 

私が初めて足を運んだ時のイコラブだってファンの数が少なかった わけじゃないけど、それでもあの時をふと思い返すと、 やっぱり今は段違いに人の数が多いと思う。

こんなことを書いたらまた知らない人に「 新規のくせに古参ぶるな」とヤジをとばされてしまいそうだけど、 それでも事実は事実だから。

 

千葉の田舎駅でやったショッピングモールのイベントも

神奈川の隅でやったお花見イベントも

 

今考えたらものすごく小規模なイベントだった。 それでもどんなに小さなお仕事だって衣織ちゃんはいつでも楽しそ うだし、本気で取り組んでいる姿が脳裏から焼き付いて離れない。

 

うまく立ち回れるスキルもないし、 良番を引き当てられるほど徳も積まず運も持ち合わせていない残念 なヲタクだから、 イベントの規模が大きくなっていく度に後ろの位置でステージを眺 めることが多くなった。

それでも衣織ちゃんは絶対に探してくれる。

「来てくれてると思ってた」って笑って探してくれる。

埋もれてどこにいたかなんて分からなくても「 見つからなかったよぉ」って泣きそうな顔をしてくれる。

例えそれがアイドル特有のビジネストークだったとしても、 好きだから、好きだからこそ、 好きな人にそんなこと言われて嬉しくないわけがないよ。

 

 

振りむく瞬間に 指さすんでしょう

ずるい人です 君って本当に

 

見つけてくれた時の屈託のない笑顔が大好きなんだ。 本当に太陽みたいに笑う子だと思う。

ずるいなぁ。

 

 

席が遠い日だって(So sad)

君の歌が聴きたい(Love you)

 

毎日うまくなっていくね なぜか私が自慢しちゃうよ

 

 

推しが褒められると無条件に嬉しいしなぜか私が誇らしくなってし まうの。不思議だよね

赤の他人なのに、こんなに自分の心が本気で動くんだから。

 

もともと歌が上手いことに定評が有った。

だから記憶のどこかでではWセンターのポジションがあてがわれた し

僕らの制服クリスマスで大サビのソロパートがまわってきた。

 

その歌割がなかったら、 たぶん私は今ここで衣織ちゃんに会いたいなぁなんて思いながらパ ソコンと向かい合ってはいないと思う。

 

どんなにゴミ番だったとしても、衣織ちゃんの姿が見えればいい。

だって目の前にちゃんと存在しているのが何にも替え難い事実だか ら。

 

欲を言えば一列でもいいから近くで見たいけど、 こんなにグループが大きくなってきた今はそんなこと言ってられな いことだってわかる。 自分にそう言い聞かせている部分があるのも嘘じゃないけど。

人知れず努力を重ねて、一所懸命考えて、 いつでも期待を超えてくるのが偉いんだ。

だからこそどんな小さな変化も見逃したくないし、 ちゃんと気が付ける人でいたい。

 

 

不思議なんです なんだか私

一人の夜も 気だるい朝も

バイトの休憩時間も 友達といる時間さえ

頭の中は ハートだらけだ

 

仕事で辛いことが有ればあるほど、夜に一人で「 今日は衣織ちゃん何してたかな」「元気かな」 なんてことを考えてしまう。自分は全然元気じゃなくたって、 衣織ちゃんが元気でいてくれればそれで良い。

 

「あー、今日起きられないや」 って布団から出るのをためらう朝でも、 思い出がいっぱい詰まった大好きなイコラブの曲を爆音で目覚まし 代わりにかければ、今日も一日頑張れそうかもって起きられる。

 

冷静に考えたらこれは完全に恋煩いなのですが(笑)そういうわけ じゃない。

だから「推す」っていう感情は、 何度でも書くけど不思議な感情だ。

大好きだからって何でも許せるわけではないけど、それは全部「 誰よりも幸せであって欲しい」 っていう願いから湧き出てくるんだ。 こんな思いの一方通行はただの押しつけでありエゴ以外の何物でも ないけれど、 そのくらい大事だし大事にしたいと思うし願っている。 推しってそういう存在。

 

 

名前呼ぶ君(Kiss you)

ぎゅっと繋いだ手(Kiss you)

久しぶりだね(Kiss you)

甘い空間が広がる

 

そういえば朝「おはよう」 の一枚目でも名前を呼ばれることって意外と少ないけど、 衣織ちゃんが名前を呼んでくれるだけで胸の中にじゅわ~ っと甘い気持ちが充ちてくるし、 脳の中があったかくなって頬も緩むし、 こんな気持ちになれるのって本当に特別な相手だけだから 私はやっぱり衣織ちゃんの事が大好きなんだなぁ。

話に夢中になって途中で手が離れたって、 涙を拭ったせいで濡れた手だって、 絶対に繋ぎ直そうとしてくれる。

「両手がいい!」って譲らないのがたまらなく愛おしい。

 

 

下がる目尻も 甘えた声も

私だけだったら良いななんてね

「また今度ね」と さよならすると

下がる眉毛が 可愛くてしょうがない

 

いや、どこの野口衣織さん状態なんですが?

 

当て書きすぎんか?・・・って思わずにはいられないほど、Pもしや衣織レーン盗撮盗聴してるんか?・・・ とも思わずにはいられないほど。

 

キリっとした眉毛にしゅっとした目、 短いヘアスタイルがイメージとして先行しているからこそクールと かボーイッシュとかイケメンとか形容されがちな衣織ちゃんだけど

以下モンペツイート(ツイート?)ですが

 

お前らちゃんと目ついてるか?

 

と言いたくなるくらいにめちゃめちゃに甘えん坊で女の子らしくて 可愛いんだよ!!な?のりこ???

 

 

「また今度ね」って最後の一枚も歌詞の通りすぎる。

「またね」「また話そうね」

 

 

本当なのかな?

私なんかに 会いたいって思ってたりするのかな?

 

 

「次はいつ会えるの?」 なんて聞いてくることは滅多になかったけど、 えりぽんは仕事が休みの時は絶対会いに来てくれるよねって何かの 拍子に伝えて来てくれたのが本当に嬉しかったんだ。 すごく覚えてる。

お世辞でも嘘でも良い。 ヲタクにとっては推しの発してくれる言葉がすべてだから。

 

 

泣いちゃった日もあったよね

だけど君のせいじゃない

頑張りすぎが 心配で

 

いつだって私たちファンのことを大事に思ってくれているけど、“ 絶対”も“ずっと”もないから、 全部自分のせいにして心の奥に閉じ込めて独りで闘おうとする姿が もどかしかったんだ。

 

そんな苦しい顔して泣かないでよ。衣織ちゃんのせいじゃないよ。

 

近くで見ているはずなのに、衣織ちゃんが辛い時、 迷ってもがいている時、所詮私たちは何もできない。

何回この事実に首を絞められただろうか。

ヲタクは友達でも家族でもないから。 どんなに好きでもそれ以上にはなれないから。

 

それでも好きだし、心配になる。

 

 

言った事すぐ忘れるし

SNSがマメじゃない

 

 

 

そんなとこもひっくるめて全部

 

世界で1番 

 

 

好きよ

 

 

眩し過ぎるよ(Kiss you)

ちょっと複雑(Kiss you)

照らしてくれる だけど・・・

私だけじゃなくて みんなを

アツくさせる しょうがない人なんだわ

 

 

どんどん人気になっていく衣織ちゃんの笑顔が眩しくて、 正直ちょっとだけ寂しい。

いつか私のことなんて忘れちゃうんじゃないかって不安にもなる。

 

でも今この衣織ちゃんを取り巻く世界は偶然なんかじゃなくて、 衣織ちゃんの努力の産物だから。

 

ねぇ衣織ちゃん。

これって本当にすごいことだよ。

 

「私なんてステージの上でしか輝けないのに」「 それすら自信なくなっちゃった」

 

泣きそうな顔で打ち明けてくれた時も有ったけど、 衣織ちゃんの努力は間違ってなかった。

だから言わせて。

 

“絶対に”大丈夫だから。

 

 

昔みたいに(Miss you)

ガラガラじゃない(Miss you)

客席なのに(Miss you)

 

 

見つけてくれてありがとう

 

「探す」だけじゃなくて「見つけて」欲しい。

だけどだんだんそんな贅沢言えない環境になってきた。 それでも大好きだから離れる予定なんか無い。

見つけてほしいなら、 どうしたら見つけてもらえるのか考えてみようかな。

 

 

指さした後 微笑み頷く

分かっているんです 君のことは全部

 

 

君と私の歌 ずっと続け

 

 

 

“ずっと”

 

 

 

次いつ会えるんだろう。

 

こんなにも長い間誰にも答えを出せない疑問と不安は無かった気が する。

 

私が働いている病院は感染症指定病院でもないし受け入れ先の第一 病院ではなかったから、 暫くの間世の中の医療機関で起こっていることは遠い国の出来事だ と思っていたのも事実だ。

しっかり寝てちゃんと食べて最低限のことを丁寧にしていれば拡が らないし罹らない。

ちょっとだけバカにしていた自分だっている。

 

だけど刻々と姿を変える“当たり前”に呑まれて 恐怖を感じながら仕事に行く毎日。

 

「衣織ちゃんに会える!」

そう思っていた休日はどんなに待っても来ないし、 いつしか休みの日自由に外へでることすら許されなくなった。

 

今この瞬間だって生きている世界が現実のものなのか、 それが一番曖昧だったりする。

 

 

“もしかして私もこのまま感染するのかなぁ”

 

最近はふとそう考えてしまうことも増えた。

医療機関で働く人を守ってくれる物も、守ってくれる人も、 そんなものは無い。

 

 

でも、

 

推しメンが嫌いな“ずっと” を証明するために絶対にまた会いたいんだ。

 

次に会えた時何を話そうかな、って

そんなことを考えながら生きたい。

 

会えないことを嘆くより 会えることを楽しみにしたい。

 

だって“絶対”また会えるもん。

 

 

次会えた時、何を話そうかな。

 

「また会えたね」

「久しぶりだね」

 

名前を呼んでほしいし、会えなかった時の事、話そう。

衣織ちゃんの話も聞きたいし、私の話も聞いてほしい。

 

 

 

でも一番伝えたいのは、

 

 

 

これは会えたときに言うね。

今日も生きててくれてありがとう。またね!

 

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866の軌跡 ~=LOVE冬の全国ツアー「866」 感想と雑記~

 

866

 

=LOVEを好きで追いかけている人からしたら、その三桁が何を意味するのか

この数列を見ただけで心のなにかが動く感覚になるだろう。

 

今からちょうど10年前の2012年、AKB48でも同様に意味を持たせた数字である【1830】がアルバムやコンサートタイトルとなったことがあった。

 

1830

 

これは秋葉原ドン・キホーテに併設されているAKB48専用劇場から東京ドームまでの距離だ。

グループの公式ブログの前タイトルが示していたようにAKB48は東京ドームでのコンサート実現を目標に置いていたことから、この【1830】という数字は当時のAKB48を応援していた人々からしたら特別な意味をもつ数字であったことは間違いない。

 

共に東京ドームでの単独公演を夢にみていた当時の私からすると、アイドルグループにおいて特別な意味をもつ数字というのは目にするだけで理由のない胸の高まりと同時に、その数字を意識し大切にしたいという感覚がまざまざと蘇ってくる。

 

「推す」というのは本当に奇妙な感情であり衝動だと思う。

私たちヲタクが「推し」に対して抱く【好き】という感情は「恋」とも違うし「愛」とも違う。

「愛されたいから愛す」という感覚から湧き上がってくる依存の感情のような気もするし、はたまた無償の愛のように相手を愛おしく大切にしたいと願う気持ちで形成されているような気もする。

 

なんならどれも正解であり不正解。

 

彼女たちが大切にしたいと考えているモノは一緒に大切にしたいし、だからこそ目指す何かがあるなら一緒に追いかけて掴みたい。

別に直接的に彼女たちに「何か」できるわけではなくても。

それでも「推す」という感覚をもって追いかけている自分の中では、共に時間を過ごし、同じものを追いかけているという疑似的な気持ちが生まれてくるのだ。

 

【866】日という彼女たちが=LOVEとして歩んできた時間は、私たちファンにとっても特別でかけがえのない大切な数字であり歴史そのものだからこそ 今の私にとってこの三桁はあの時と同じように特別な三桁なんだと思う。

 

2019年10月3日 

突如公式からツイートされた告知動画で、冬に5都市を巡るツアーを行う旨が公開された。

 

そのツアータイトルが この【866】だ。

彼女たちが=LOVEとしてデビューしたあの日から、中野サンプラザで2周年コンサートを行ったその日まで歩いてきた道のりを示す三桁。

 

何かを重ねる毎に確実に進歩し、その積み重ねで飛躍する=LOVEが創り出すこのツアーがあまりにも素晴らしいライブでありコンサートだったからこそ 敢えて感想を丁寧に残しておきたいと思った。そしてそれを発信して誰かと共有したいとも。

そのくらい目覚しい成長を彼女たちは遂げているし、それをファンとしてしっかり目に焼き付けたいとも思った。

 

2019年12月25日

仙台rensaを皮切りに 866ツアーがスタートした。

 キャパ700人のライブハウスへ明らかにオーバーしている観客が詰め込まれた令和最初のクリスマス。

 

1.いらない ツインテール
2.記憶のどこかで
3.今、この船に乗れ!
4.届いてLOVE YOU♡
5.ようこそ!イコラブ沼
6.虹の素
7.Sweetest girl
8.推しのいる世界
9.ドレミソラシド
10.きっかけ
11.ガラスを割れ!
12.ズルいよ ズルいね
13.手遅れcaution
14.樹愛羅、助けに来たぞ
15.アイカツハッピーエンド
16.探せ ダイヤモンドリリー
17.Want you! Want you!
18.「部活中に目が合うなって思ってたんだ」
19.866

 

アンコール
20.僕らの制服クリスマス
21.スタート!
22.=LOVE

 

正直、レンズ越しに見ているのがもったいなかった。

別の物質を通すことなくすべての時間を自分の目で見たいと感じた。

 

いつものovertureの後、新しいツアー仕様の衣装に身を包んだ11人がステージに出てきた瞬間のワクワクを一生忘れたくない。何か辛いことが有った時に、あの瞬間の感情を丸ごと箱から取り出すことが出来たら、きっともうひと頑張りできるとさえ思う。

 

 

そのまま流れるいらないツインテールのイントロ。

 

1.いらないツインテール

 

イコラブテイストにデコレーションされたショッキングピンクのトラメガは、初めていらツイが披露された5thシングル発売記念全国握手会の福岡会場で「スイッチがうまく入らなくて悔しかった」なんていう可愛いハプニングからは想像もつかない位サマになったピンクエンジェルがすっかり使いこなしていた。

 

ステージのサイドに設置されたお立ち台で「この会場は我々が乗っ取ったー!」と叫ぶなぎちゃんを見上げていたら、「あぁ、そうだ、私この曲をいつかライブハウスで見たいと思ってたんだ・・・」なんて感傷的になってしまったから不思議。

 

ずっともったいないと思っていた。

 

ヘビメタ調のこの曲をパフォーマンスするイコラブをみていて、「踊らされている」という錯覚。そしてどうこの曲を生かしたらいいのか明らかに迷っている12人と、それを見てどう反応すべきか困惑するファンたち。

ヲタクの適応能力とか瞬発力って面白いもので、初見の曲でも適当に盛り上げることができるし適当に楽しむことができる。だがもともとこのグループを応援しイベントに足を運んでいる人たちは、正直なところライブで「ノる」ということが得意ではないからこそ、コール&レスポンスが上手く作用しないこのグループにとっていらないツインテールは或る意味「不得意分野」だったのではないか。

 

2019年、ライブパフォーマンスに力を入れると掲げて頑張ってきたイコラブがずっと長いこともがいていた「煽り」だけれど、この866ツアーでのいらないツインテールはその集大成かの如くフロアとステージが一体となる空気に包まれていた。

TIFのあとすっかり鉄板になった舞香の煽りがいつからかこの曲をライブでやるうえでの醍醐味になったし、やっぱりイコラブにとっての佐々木舞香という存在は異常なまでに大きいんだと感じた。

彼女はすごい。

顔が良いとか声が良いとか、そんな単調なことだけではなくて、空気も読めるしちゃんとそれを伝染させて無駄な時間のないMCにつなげることだってできる舞香の強みは圧倒的にこの曲を引き立たせて生かしてくれている。影響力があるからこそ。

 

まぁシンプルに顔が良いんですが。えぇ。

 

 

ただ「盛り上がっていくぞー!」なんて声を張り上げても、なぜか上手く拳を突き上げることができない瞬間が多かったけれど、もうそんなことで立ち止まっていた彼女たちは居ないし、ライブハウス独特の閉塞感と蒸し暑さが圧倒的に11人の味方をしていた。どんなに首から重たいカメラを下げていても、肩や腕を重力の掛かるまま下していることなんてできなくて、可愛い衣装とは釣り合わないくらいのどすの効いた声やすごみの効いた目線で煽ってくるメンバーに、心も身体もぐいぐい引き上げられるような1曲目。

 

そこから息つく間もなく流れるように2曲目の記憶のどこかで。

 

2.記憶のどこかで

 

1stシングルのカップリングであり、手遅れcationとカテゴリーが似通ってしまうが故に最近なかなかライブでお目にかかれることが少なくなってきたからこそ、単独ライブならではの時間。

いろいろな過程を経て目まぐるしく歌割やポジションが変わった秋以降のイコラブだけれど、この曲において個人的にすごく嬉しかったことが 花菜に与えられたポジションだった。落ちサビ前のダンスパートでは上手と下手に分かれてソロダンスとグループダンスががっつり設けられている記憶は、これまで衣織ちゃんと杏奈がこれを引っ張る構成になっていたが、866ツアーで衣織ちゃんとシンメになっているのは花菜。

6thシングルの予約イベントで自分の努力と評価が噛み合わず「悔しい」と涙する彼女の気持ちが痛いくらい伝わってきていただけに、このポジショニングは大抜擢でもあると同時に適材適所だとも感じた。

イコラブきってのダンス番長でもある衣織ちゃんの横で、全く遜色ないどころかしなやかで女性らしい踊り方ができるようになった花菜のソロダンスは、妖艶でちょっとドキドキするから目が離せない。大好きな宝塚の影響を受けているのか、今までにも増して中性的な表情も垣間見えるからこそ、失恋の曲なのに感覚が女性寄りになりすぎていないし、一方的ではない一つの物語として全体がまとまるようになった。

 

そして年月を重ねてちょっとだけ大人になった今のイコラブが織りなす記憶のどこかでは、沙夏ちゃんの大人びた低めの歌声が本当に良く合う。いつぞやのSHOWROOMで「私は声が低いからウォンチューみたいな明るい曲が苦手」と話していた沙夏ちゃんだけれど、そうやって自分の声質や特徴、得意不得意をしっかり見極めて自己評価できるのは簡単なようでそうじゃないし、ちゃんと分析結果がパフォーマンスに反映できるのは凄い。ちょっとだけ気分がパフォーマンスを左右しやすかったイメージのある沙夏ちゃんだけど、最近すっかり安定感が出てきたようにも思う。 安定感があることは必ずしも良いことではないけれど、アーティスティックな沙夏ちゃんの歌声に安定感が味方するのは本当に強い。

 

冒頭のアイドルからしたら「異端」な2曲が終わって照明が落ちると、次の瞬間再び明るくなったステージには今までとは打って変わったキラキラのアイドルスマイルをうかべ スネアのリズムに乗っかって手拍子を求める11人が。

 

3.今、この船に乗れ!

 

去年の春先に行われた東名阪ツアーではこの曲名がそのままツアータイトルになっていたが、単調だけど一番イコラブらしい楽曲じゃないかと思っている。

このツアーにおいて何より特筆すべきは全体構成でもあり、この冒頭2曲から3曲目への場面転換だと述べたいからこそ、ここの流れは本当に秀逸。

 

イコラブってこんなに空気変えるのうまかったっけ・・・?

 

目を離すことなんてなかったはずなのに、いつの間にかまた進化していたからこの子たちは凄い。一生懸命前に進むグループだからこそ目が離せない。余計に。

 

 

 

4.届いてLOVE YOU♡

5.ようこそイコラブ沼

 

ここから4.5曲目は2nd c/wである届いてlove youとイコラブ沼。

 グループ全体の中だるみが気になった時期、この曲特にイコラブ沼で明らかに手を抜くメンバーが居たのも事実だし、確かに他の楽曲に比べると深い意味もメッセージ性もない2曲。

でも、なかなかその時の「色」が出にくいイコラブのライブにおいて、らぶゆー中盤のなぎちゃんの「大好きだよ」は各地の方言だったりその時のライブを色づけてくれる大事なポイントではなかろうか。そしてなによりㇵの字眉毛でその言葉を待って、「大好きだよ」と共に最高にだらしないへらへら笑顔で溶け落ちていく我が推し野口衣織が最高に可愛い。本当に可愛い。まじで可愛い。生きててくれてありがとう。

 

イコラブ沼のサビって手抜くとめちゃくちゃかっこ悪いから、その時期のイコラブ沼はもういっそのこと「見たくないな」と思ってしまっていた。だけど今回のツアーでは純粋に11人がそれぞれ「楽しい!」と感じている素直な気持ちを素直に顔に出してくれていたから、見ていて本当にこっちも「楽しい!」となった。笑顔が伝染するって素敵だ。やっぱりアイドルって素晴らしいよ。大好き。

あと強引に追記したいけど

 

「個性豊かな12人そろってる」

 

でお立ち台に座る衣織ちゃんがえっちすぎて困る。好き。(知能3)

 

 

そしてメンバー4人がステージに残り、少数でのMCを挟んで暗転。

 

6.虹の素 

 

たぶんこのツアーの中でも特に衣織ちゃんが力を入れているんだろうと感じる 虹の素。

 

ついこの前ツイートもしたけど、実を云うとこの曲の振付が心から「良い!」と言えない自分が居るから憎い。せっかくただ「口から音源」という類だけではないナマモノの感情を歌声にのせられる2人があてがわれている曲なのにも関わらず、歌詞と振付が直結している安易さがどうしても受け入れられなくて。

 

本当に声量が有るか音域が群を抜いて広いかしないと、「顔色伺って」の「か」の音ってかなり低音だからしっかり歌うのがすごく難しいのではないかと思うけど、披露された当初はものすごく歌いにくそうにしていた衣織ちゃんがみるみる発語の良い歌い方に変わっていく姿を見て、聴いて、感じるのが大好きで。曲そのものというよりは私の中では衣織ちゃんの成長をこれ見よがしに浴びられるからこそ、そのためにこの曲を見られる時間を大切にしたいと思っている。

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最初はしゃがんでいる状態から始まっていたのに、このツアーを境にだったか忘れてしまったけれど、いつからかこちら側に背を向けて立つ舞香に衣織ちゃんがもたれるような姿勢で曲が流れるようになった。それが単純に、後ろにいる観客からも演じている2人の世界が見えやすいようにと変更されたのか違う意味が含有されているのかどうかは分からないけれど、共依存ともとれる舞香と衣織ちゃんの曲中の関係性がもたれ合う姿勢で表現されているような気がして、個人的にはこっちのほうが好きかもしれない。

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「欲しいものはないのに満たされてないのは 

       君も同じ気持ち今は信じられない」

「近づくのは怖い 離れるのも怖い

ただのわがままだと 自分でも分かってる」

ここの衣織パート→舞香パートの掛け合いがすごく好きで、呼応して手が届きそうな距離にいる2人がお互いを求めるのに怖くてそれ以上近づかないのが哀しくて寂しくて。でもその気持ちが自分にもあるから、誰かと関わるのが怖くて、でも独りは寂しくて誰かにそばにいて欲しい感覚がリアルだからこそ、ここの2人のやり取りをみていると潰されそうな気持ちが苦しい。毎回そう。

 

「約束できないなら ここから早く逃げ出してよ」

ここで見えない壁を叩き続ける2人が忘れられない。ずっと。

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ハッピーエンドだとは言えない曲だけど絶対に誰しもが感じたことのある気持ちが歌詞に詰め込まれていて、衣織ちゃんと舞香それぞれの解釈をもって全身でそれを伝えようとするエネルギーのぶつかり合いが著しい。最初はむき出しの感情がただぶつかり合うだけだったこの曲も、今ではすっかり良い意味で落ち着いたし、静かな苦しさがあふれ出すことで余計に感情が染み入るようになった。だからこそいつか躍り狂う虹の素じゃなくて、しっとり歌う虹の素が見たいなぁ・・・

 

7.sweetest girl

8.推しのいる世界

 

ここからはユニット曲。

今回のツアーをもってMV衣装が初めてファンの前にお目見えしたけれど、SGの衣装はお姫様みたいだし、推しセカのキラキラふわふわ衣装はチュールとレースが最高に可愛い。眼福がすぎる。イコラブは本当に顔が良い。可愛い。

 

SG冒頭はマネキンに扮したメンバーたちに㍉がそれぞれ命を吹き込んでいく曲入りで、衣装も相まって本当に魔法にかけられていくような感覚になる。シンデレラを彷彿とさせるあの演出すごく好き。

そして何より誰より莉沙ちゃんが可愛いんだわ。ぶっちゃけた話だけど今まで莉沙ちゃんにスポットが当たるような機会ってあまりなかったからこそひたすら「可愛い」を曲中で体現する姿が自分の中では結構新鮮で、こういう発見ができるから少数曲は面白い。そういえば以前のユニットカバーでジッパーを披露した時も同じような感覚になったっけ。2019年はTIFのTシャツステージをきっかけに、莉沙ちゃんの実はめちゃくちゃMCが上手なところを知ることができた。今年はもっと彼女がマイクを持つチャンスが増えるといいなぁと僭越ながらそんなことを思っている。

 

推しのいる世界は何といってもセンターののん乃から目が離せない。

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あんなにもネガティブだったしセンター発表の動画で泣き出してしまったのん乃が、ばっちり真ん中で楽しそうに「アイドル」している姿を見ているとぐっとくるものがあるし、自信を評価は人間を前に進めてくれることを証明してくれているようにも思う。

 花菜もそうだけど、アイドルヲタクとアイドルの双方を体験しているのん乃が魅せる推しセカはリアリティがすごい。なんていうか

 

推しって尊い。それな。

 

といったところ。雑だけど。センターの醸すリアリティが感情移入を助けてくれるし、曲にリンクした振付が可愛い。そういう曲の振りは単純な「それ」で良い。

先述もしたけど「推す」という感覚って本当に不思議で、儚いしふわふわしていて掴みどころがないくせに時々十字架みたいに重い。十字架背負ったことないけど。

 

 今まで2人を同じグループ内で同時に推したことがないからこそ、今の自分の「推す」という感覚が余計に苦しくなった瞬間も少なくない。でも2人になったからってその言葉と想いが持つ意味に重さの変わりはなくて、「それ」が2人分になったからといって単純に半分になったわけじゃなくて、きっと全部2倍になったんだと思っている。

もしかしたら言い訳に聞こえるかもしれないけれど、「推す」という感覚を「大事」という感覚に置き換えることが可能だとするならやっぱり私は2人とも大事だし、一番とか二番とかそんな風に順位付けはしたくない。というか、できない。

中途半端だし欲張りだっていうことも分かっているから時々「ごめんね」なんて誰に宛てた謝罪なのか分からない4文字も脳裏をよぎるけど、この曲を聴いている間だけはただただ幸せな気持ちになれるから好き。

 

話が脱線したけどこの曲ののん乃は誰にも負けないくらい輝いてるし、「目が合っているはずなのに目が合っていないような気がする」と称したくなっていたかつての彼女からは想像もできなくらい 表情豊かに、且つ目の奥まで光が宿る笑顔を見せてくれるようになった。

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ステージ上でももっと生き生きしてるのん乃に会える2020年になりますように。

 

9.ドレミソラシド

10.きっかけ

11.ガラスを割れ!

 

グループオリジナルユニット曲の後はツアーの醍醐味でもあるカバー曲たち。

今回のツアーでは日向坂46の「ドレミソラシド」と乃木坂46の「きっかけ」、欅坂46「ガラスを割れ!」がセットリストに組み込まれている。

 これまではカバー曲といったらAKB48の楽曲が主流だったけれど、最近は専ら坂道の曲が使われることが多い。イコラブも例外ではないし、曲のセレクトでなんだか時代の流れを感じて寂しい。

 

ドレミソラシドでは踊る花菜がとにかく可愛くて、曲自体に思い入れはないけど可愛いの連続摂取は幸せホルモンダダ漏れにさせてくれて幸せになれる。

 

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 「こんな好きになると思っていなかった」

 

いや、ほんとそれな?(音量100)

 

仙台で初めてステージに三本のスタンドマイクが出てきた時は命日を覚悟した。

なぜならオリジナルの演出で同様に三本のスタンドマイクを使用する曲が存在するから。そしてその曲はかつての私の推しの代表曲でもあるから。

 

もうその人に思い入れや特別な感情が現在進行形として籠るわけではないはずなのに、心の底に眠っている気持ちがなにかの筈見で顔を出すとその時の感情が一気に蘇ってくるか記憶は怖い。忘れるとか無くなるとかそういうことが無い。

 

やっぱり「推す」って重い。

 

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衣織ちゃんの縛られたくないし閉じ込められたくない野心が360度放出される気迫で、自分の持つカメラのレンズが割れるかと思った。

飼い馴らされることと適応することって同じように見えて全く違うし、そこで妥協することで自分を護ることも悪いことじゃない。でも意図的にそれを望んで選ぶか、知らない間に染まっていくかで意味合いが変わってくる。

やっぱり衣織ちゃんのパフォーマンスは曲全体をふわっと汲み取るだけじゃなくて歌詞を丁寧に咀嚼してから演じているからこそ深い。憑依、と一言で片づけてしまうのがもったいないくらいに。

 

そして今回のこの曲においてはメインで歌う3人のDivaたちをバックにソロダンスを舞うきあたんが素晴らしいんですって、、言葉も息も呑んでしまうほどに。

まだ15歳だっていう事実を認めたくない位にきあたんのパフォーマンスは豊麗な一方で精強でもある。真黒な衣装に身を包んだきあたんが人を喰いそうな形相で踊っている姿で鳥肌が止まらなかったし、また一つグループの計り知れない魅力を垣間見た。

最近きあたんの無機質な表情がすごく好きで、レンズを向けることが増えた。まだまだ底知れない彼女の留まることを知らない成長からも目が離せない一年になりそうだ。

 

12.ズルいよズルいね

 

12人で歩んだ866日は、ずっと一人の女の子がセンターで引っ張ってくれた。

 

髙松瞳

 

彼女が休業してから4ヶ月が経とうとしている。

瞳がセンターに居ないイコラブをうまく想像できなかったから、6thはどうなっていくのだろうと不安にならなかったといったら嘘になる。きっと多くの人が似たような感覚だったと思うし、それはメンバーだって例外ではなかっただろう。

そんななかでセンターを任されたなぎちゃんの本気がすごかった。

これも以前ツイートしたけれど、曲の大半をレスポンスに費やしていたなぎちゃんのステージでの振る舞いは、或る意味「アイドル」として間違っているわけではないしそれが彼女の求めるアイドル像だったんだとも思う。でも今回の曲と出来事をきっかけに間違いなくなぎちゃんのパフォーマンスは好転したし、それが目に見えてズルズルの魅力に繫がっている。

この短期間でどんな大恋愛をしたのか思わず問いたくなるくらいに一曲の中で大きなものが崩れて、そして再生する。まるでフランス映画を一本見終わったような気持ちになる。それもカラーではなくてモノクロのちょっと古い映画。そんな表現力が目の前に突き付けられるから、思わず息をするのを忘れそうになってしまう。なぎちゃんの魅せてくれるズルズルは「悲しい」とか「寂しい」とかそういう失恋にありがちな単純なものだけじゃなくて、その恋を消化したことで一回りも二回りも大人になった女の子を見ているような感覚。なんだろう、初恋の相手だった幼馴染と成人式か何かで久しぶりに再会したら、ぐっと大人になっていてドキドキする感覚に近いのかもしれない。うまく言えないけど。

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そのモノクロの映画に色を入れてくるのが㍉のズルズル。センターを張るなぎちゃんの横で織りなされる㍉のズルズルは、蝋人形のように冷たくてまるで死んだような冒頭から、思い出を語る二番を皮切りにだんだん氷が融けて生命が身体に宿ってくる。淡々と語っていたかつての恋人との思い出が身体に流れて、内側から塊を融かしていく。

㍉のパフォーマンスは静止画に特化しているとずっと思ってきた。どの瞬間を切り取っても美しいし可愛いし完璧。まるでコマ送りのようだと。だから失恋して汚い感情に侵されているはずなのにどの瞬間を観ていても綺麗だし、なぜかもっともっと汚れているところを観たいと思ってしまう。そういう欲が出てくるから、油断したすきに見える儚い表情とか、歪んだ顔にハッとするし、うっかり見逃してしまいそうなその瞬間をきっちり納めてくれるカメコが付いている彼女はやっぱり静止画も強い。

 

もちろんだけど衣織ちゃんのとにかく悲壮感が全身を包むズルズルも良い。なんだか付け足したみたいな書き方になってしまっているのは私の低い文章力のせい。

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「ありがとう」という一言がこの曲の中に入っている理由が分からなかった、と前に話していた衣織ちゃんだったけれど、ちゃんとこの恋を諦めて、乗り越えたのが分かる。それが伝わってくる気がする。たぶん彼女が彼から自律するのに季節が一周したんだろうなと察する歌詞の通り、衣織ちゃんが立ち直るのは簡単じゃなかっただろうけど。ご飯も喉を通らないし電気を点けることすら面倒くさいと思ってしまう無気力と喪失感で過ごした時間が、涙も出ない悲しみになって表れている。そこに立っているのがやっとなんだと思う。だってCメロの衣織ちゃんはいつも力なくフラフラしているから。

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失恋を消化して前に進むという着地点は恐らく11人全員一緒なんだろうけど、そこにたどり着くまでの過程がみんな違うからこそこの曲は推しカメラを作っていただいて全員をゆっくり眺めてみたい。

 

きっと瞳がここに帰ってきたら新しい物語が見られると思うと、まだまだこの曲の可能性を感じるしそれが楽しみでもある。だから早く帰ってきてね。待ってる。

 

 

13.手遅れcation

 

悲壮から憎悪へ

 

やっぱり今季のイコラブは凄い。空気を変える力が圧倒的すぎる。

ここまで創り出す空気を一瞬で換えることができる力はやっぱり衣織ちゃんの鬼気迫る形相から放たれている気がする。

 

手遅れcation は私の中でも衣織ちゃんのパフォーマンスを語る上でなくてはならない存在の曲だし、それと同時にこの曲はイコラブにとって起爆剤になった。

だからこそ簡単には語れない魅力がある。手遅れの野口は凄いぞ。

 

きっと衣織ちゃんの身体の中を廻る血液には、その曲の物語であり主人公の鼓動が流れているんだと思う。そのくらい彼女が放つ形相は凄まじいし、トランス状態といっても過言ではない位狂ってる。もちろん褒めているのだけどこれは。

 

そして同じ空間で不敵に笑う大場の手遅れもまた良い。

MVで片口角を歪める笑みとはまた違う、何か「やばいもの」を手にして朽ちる心の断片をちらつかせる姿が狂気的でドキドキしてしまう。

 

一体どっちの推しcationを観たらいいのか分からなくなるくらいにティンターパンのcationが好きすぎるのだが。長くなりそうだから強制終了。

 

 

14.樹愛羅、助けに来たぞ

 

名古屋公演ではステージで寝息を立てるきあたんに「本番中だぞー!」なんて叫ぶところから始まったきあたす。

煌々と照明の点いたステージで舞香があまりに思いっきり「きあらー!」と叫ぶもんだから、舞香が曲入り間違えたのかと思って笑ってしまったw 本当に仲良しだからこそ11人が創り出す空気感が大好きで、そんなあったかい気持ちになれた曲入り。(感想がもはや保護者)

 

アドリブ満載自由奔放なイコラブちゃんたちを眺めるのが大好きだし、一緒に声を出してきあたんを応援するだけじゃなくてストレッチばりのフリコピするのが本当に楽しい。この曲の煽り方、盛り上げ方も本当に上手くなった。

 

15.アイカツハッピーエンド

 

そして畳みかけるように流れるアイカツのイントロ。

センターにこだわらない自分の応援スタイルだけど

 

推しメン、センターやん(´;ω;`)ウゥゥ

 

 

歌いだしからその後の煽りまで、一生懸命キラキラの笑顔でこなす衣織ちゃんが本当に眩しくて眩しくて。いつだって衣織ちゃんの存在は私の中でど真ん中のセンターだし、たとえどこのポジションにいても絶対に私は貴女を見つけられた。その自信だってある。でもただシンプルに、大きなステージの真ん中で歌って踊って最高の笑顔でアイドルしてる衣織ちゃんの姿が実在することがすごく特別なことに思えた。

 

0の立ち位置に立てるってそれだけですごいことだよ。

 

ちゃんと認められたってことだよ。

 

「君の味方だよ」 

 

いつだって私は衣織ちゃんの味方でありたいし、そんな風にヲタクできたらどんなにいいだろうと思ってる。理想。とてつもなく難しいことだと分かっているけれど。

今までグループの真ん中に立つことが許されるような子を推したことがないから、どんどん中心メンバーになっていく君が本当に遠いけど、やり場のない「好き」が彼女を貪ることがないように気を付けたいとも思う。ゴール知らずの「好き」は暴走したら歯止めがきかないから。

 

仙台で初めてステージの真ん中に居る衣織ちゃんを見ていたら、知らない間に撮りながら涙が止まらなかった。嬉しかったとか、感動したとか、そういう理由じゃないしなんならなんで自分が泣いてるのか未だに分かってないけど、そういう名前の付けられない感情をくれる衣織ちゃんってやっぱり「推し」なんだ。

アイカツって良い曲だし、最高の応援ソング。来月から病棟が異動になるから、また鬼リピの日々が始まる気がする。

 

 

16.探せ ダイヤモンドリリー

 

大好きなダイリリが終盤に詰め込まれていたのがたまらなく気持ちを高ぶらせてくれた。これはかなり個人的な感情だけど。

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イコラブの中でダイリリが一番好きだと言い切れるくらいに大好きな曲。

ピアノで奏でられるイントロもそうだし、もの悲しい切ない歌詞なのに明るい曲調と笑顔のみんなのギャップが大好き。

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カウントが細かいから11人でそろえるのはきっととても大変なのだろうけど、回数を重ねるごとにしっかり全体のまとまりが出てきた。866ツアーのダイリリは複雑なフォーメーション移動の移り変わりが美しい。ため息が出てしまう。

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いつだって「箱入り娘また会う日まで」と口ずさみながら踊る衣織ちゃんがたまらなく愛おしくて、「気づかないふりして」で四角く囲った指を通して飛んでくるレスがたまらなく嬉しい。

 

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そして一度絞られた照明の下で儚い表情をうかべるきあたんが好きすぎるんだよなぁ・・・。

 

17.Want you! Want you!

 

途中でダンスアクトが挟まっているツアーバージョンのウォンチュー。

またこのダンスアクトが織り交ぜられている編曲が天才的なんだわ・・・。とにかく「可愛い」が詰め込まれていて、本編ラスト曲の部活中で最高潮にボルテージが上がるまでの盛り上げ方が構成センス抜群。

分かりやすい統一コールがある曲はやっぱりライブにおいて盛り上がりやすいし、メンバーも煽りやすそうなのが良い。

 

18.部活中に目が合うなって思ってたんだ

 

この高まりに高まりきったところでの部活中のイントロは本当にヲタクを猿にすると思う。そのくらいもはやカメラぶん投げたいくらい楽しい。

 夏の太陽の下で聞く部活中も良いけど、このセットリストで最高にぶちあがった状態で聞く部活中も好きだ。

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普段はあんまりコールとかしないような人もぜひ家虎からの舞香コールはま、じ、で楽しいし一回やったら病みつきになるから騙されたと思ってぜひ一回一緒に声出して欲しい。そんな風におすすめしたくなるくらい舞香→なぎちゃんパート→落ちサビ→大サビは最高に楽しい。

 

そして本編は最後の曲へ。と同時にしっとりした空気に。

 

19.866

 

ツアータイトルでもあり、イコラブにとって分岐になった中野サンプラザ二周年コンサートまでの道のりの数字。

 

出会ってからもう2年経つね

早いようで遅いような

眩しい光長い雨も みんなといて幸せだよ 

 

今日この日まで12人 誰一人として途中下船することなく走り続けたイコラブ

舞香の休業も、瞳の休業もあったし

いろんなことが重なって正直もう駄目なのかと思ってしまった小倉ミニライブ

インフルエンザでメンバーが半分になったMX

順風満帆だといったらそれは嘘になるよね

 

ずっと一緒にいたいけど

きっと永遠じゃないから

この青春噛みしめるよ 今、君と進みたい 

 

月日が流れるたび、一緒に見られた景色が積み重なるたび、終わりが近づいてくるようで。いつかみんながそこから居なくなってしまうような恐怖と不安がより現実味を帯びてくる。アイドルは永遠じゃないから。もちろん今大事にしている「好き」だって永遠じゃないから。

 

この駅でまた約束しよう 

何十年経って大人になっても

 

 それでも今みんなのことが好きで、夢中で追いかけた事実は一生消えないし、みんなと見た夢だって何かの形で残ると思う。

明日のことなんて誰にも分からないし、もしかしたら目が覚めたとき衣織ちゃんのことを忘れているかもしれない。だからこそちゃんとこの気持ちを伝えられる時に言葉にして、相手の目を見て伝えて、その時間を大切にしたいと思った。久しぶりにそんな当たり前のことを866のおかげで思い出せた。

 

中野サンプラザで初披露されたこの曲は恐らく今のところライブでしか聴くことができなくて、音源化されるのかも不明ですが。形に残らないのであればちゃんと心の中で大切にしたい曲だし、それを愛おしそうに歌う11人を見ていると「あぁ、足を運んで良かった」としみじみと思うことができる本編ラスト。

 

そしてアンコールらしくタオルを振り回すスタート!とクリスマスの仙台公演ではサンタバージョンで可愛かった僕クリ、いつもの締めな=LOVEがあってこのツアーは終焉となる。

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本当に今のイコラブが魅せてくれる、魅せることができる最大限のライブだと思った。

セットリストとしてもそうだし一曲一曲で魅せるメンバーの個人プレーと全体のまとまりも申し分ない。やっぱり人気に火が付き始めているグループは凄い。

 

この限られた少ないボキャブラリーでどうやったら彼女たちの魅力を伝えることができるのか分からないけど。

最近自分のカメラを手にして、今回のツアーもカメコエリアでステージを見上げた。

でもやっぱりレンズ越しに彼女たちを見て、その掛け替えのない瞬間を切り取るのは本当に難しくて。残したいものも伝えたいものもたくさんあるのに、溢れて止まらないのに、技術が何一つ追いついてくれないのがものすごくもどかしい。ちょっと悔しい。

そんな感覚になるくらい素晴らしいライブを魅せてもらった。

 

2人「推し」がいる今の自分のやり方が正しいのか間違っているのか未だに答えはでないし、たぶんこれから先も一生出ない気がする。きっと誰かを時として傷つけるやり方だっていうことは分かるのだけど。でもそのくらい真剣に応援したいと思うし、何もできなくても何かしたいと願う感覚が久しぶりに自分の中に生まれるくらい今の私にとってイコラブちゃんたちはかけがえのない存在。そう言い切れる。

 

 

だからきっとこれからも私は彼女たちにレンズを向けるし、こうしてちまちまとブログも書くんだと思う。それしかできないから。

 

どんなに下手でも
どんなに不格好でも
ちゃんと自分の言葉で「好き」って伝えたい。
何が「好き」なのかも伝えたい。

 

 硬い蕾は鮮やかに咲き誇る

866 これからも重ねてゆこう ずっと

 

明日のツアーファイナルが

11人にとって、=LOVEにとって

かけがえのない大切で特別なものとなりますように。

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変わるものと変わらないもの ~372日後の野音~

 

暑い。

なんだこれ、暑い・・・

 

そういえば1年と約2週間前(こまかい)の7月1日も、同じようなことを思いながら日比谷駅の改札をくぐったような気がする。

 

と、いうか事実もそうで、あの日も始発に毛の生えたような時刻の電車に乗って、イコラブに会いに行った1年前の野音の記憶がちゃんとある。

 

確かにあの日から1年が経ったけれど、何も保証がなかったこの気持ちと「イコラブのライブが見たい」という欲求だけは何も変わらずずっと有って、なんなら変わらないどころかむしろ強くなり続けているような気さえするから不思議だ。

 

なによりこのババアヲタクは粘着性が高い。つまり厄介である。これもまた事実。(えーんえんえん

 

って、まぁそんなことはどうでもよくて。

半分以上夏の恒例イベントの一つになりつつある真夏の野音ライブ。

 

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今年は妹分であるノイミーちゃんたちとの初めての合同ライブと銘打って、8月17日に開催されました。もう2日前になるのか・・・。

ついさっき終わったような気もするし、なんならもう1ヶ月とかそのくらいの時間が経ったような気もする。不思議なことにイコラブのライブっていつもそんな感覚が有って、だから直後はふわふわして落ち着かないし、自分が嬉しいのか悲しいのか、寂しいのかなんなのかよくわからない気持ちになるんですよね。なんだろうねこれ。私だけ?

 

振り返ってみれば1年以上このアカウントでブログを書いているから、もう私自身の推しメンが誰なのかなんていうことは敢えて書く必要がないかもしれないけれど、敢えて言いたい。ほら、好きな人の名前って無駄に口にしたくなるじゃないですか。これも私だけか?()

 

そう、

当方の推しメン、野口衣織ちゃんって天才なのか??????

 

2日前の野音、めちゃくちゃに悪い座席を引き当てたばっかりに、本当に後方彼氏面もいいところっていうアレでライブを見たわけなのですが。

それでも、いや、だからこそ、自分の目が面白いくらい正直に衣織ちゃんのことばっかり追いかけていて、どこにいても、どんなに人数が多くても、初めてのポジション移動で記憶にフォーメーションがなくても、ずっと、ずーーーーーっと衣織ちゃんを見てた。そして気が付いたんです。衣織ちゃんがまた進化してるっていうことに。

いや、確実に、でもうっすらその徴候は感じていたんです。今月はpopteenfesもあったし、TIFもあったし。連続でイコラブのライブを目にしていたからこそ、「何かが違う気がする」っていう気持ちがどこかにあって。でも近距離の良い位置で見る事と久しぶりに目にしたイコラブのライブっていうその事実だけがただただ嬉しくて、正直冷静にステージを見ることができていなかったんです。今思い返してみると。

だから今回少し離れたところからちょっとだけ冷静に今のイコラブを、それから衣織ちゃんを観ていて、やっと気が付いた・・・私8月の前半一体何を見てたんだ・・・?

 

今回のこの記事はこんな見苦しくてどうでもよすぎるヲタクを言い訳をつらつら並べたくてsurfesを起動させたわけではなくて!

私が感じた、私なりの推しメンのパフォーマンス諸々の進化と現状を誰かと共有したくて!というか何かしらの形で残しておきたくて1本記事を書くことにしました。

そのくらい私の中では衣織ちゃんのパフォーマンスって影響力が有って(もちろん私はただの医療職なのでリアルの世界にそれが直で影響してるわけではないのですけど)、大事にしたい気持ちが全部くっついているからこそ、だからこそこうして文字でもなんでもいいから保存しておきたいんです。いつか忘れちゃうから。でも絶対に忘れたくないから。で、欲を言えばこう見えてる、という事実が衣織ちゃんのパワーに還ってくれたら何よりも嬉しいgive and takeだから。

 

これはただの前置きなのですが、先月5th最後の個別握手会で妙に元気がない推しメンに鎌をかけてみたら、「パフォーマンスに自信がない」という話をされたことがありました。

特に手遅れcation以降、衣織ちゃんのライブパフォーマンスは「表現力がある」と言われることがもはやそれがデフォルトだからこそ、恐らくそれが彼女にとってプレッシャーだったり、当たり前ではないことが当たり前になってしまうことで逆に自己肯定感を低くさせる要因の一つになっていたんじゃないかなって思うことがすごく多くて。

ある一定ラインまで到達した完成度の高い衣織ちゃんのパフォーマンスは、「すごくて当たり前」にいつしかなってしまって、絶対にそんなことはないのに、そこからさらに上に行くことが不可能であるかのような錯覚に陥る。ただでさえ自己評価が低い衣織ちゃんのことだから余計に。

そんなことがあったからこそ、この夏のライブラッシュ衣織ちゃんはどうやって乗り越えていくんだろうなってちょっとだけハラハラしていました。だって個握の時の衣織さんがあまりにも苦しそうだったから。

 

でもそんな一ヶ月前の不安そうな顔と自信なさげな言葉をこのスカッと晴れた夏空みたいに綺麗さっぱり払拭してくれたのが野音のライブでした。すごかった。そんな言葉で片づけたくないけど。本当に、すごかった。

 

 

皆さんは衣織ちゃんのライブパフォーマンス、一体どこが一番好きですか?

 

 

今回の野音でド素人の私でも目に入って感じられたのが踊り方の変化でした。単純にこう表すのが難しくてどう書くのが一番適切だろうって考えながらキーボードを叩いているのですけども。

まずはこれを見ていただきたいのですが。(衣織さん画面向かって右から2番目)

 

 

 

この全体で引いて見たときにほんの少しだけズレて見えるんですよ、衣織ちゃん。

「カウントの取り方」とまではいかずとも、手足の動かし方というか、音の感じ方に対する身体の動かし方が、口語的に書くと「もったりした」動きになった気がする。振付が当たっている音の重心が今までと比較してちょっとだけ後ろになったというか。

丁度1年前の野音と映像比較するととっても分かりやすいです。

 

 

これはちゃんと動きの真ん中=音の真ん中になっているからこそ、ズレて見えもしないし、今とはまた違う。

きっとこれは好みの領域になるんだろうけど、私は圧倒的に今の「もったりした」動きのほうが好き・・・。手足の動かし方に空気の導線が見えて、すごくしなやかに見えるから。 動きの起点が後ろ向きだから振りに緩急が付いて見える。ただ完全にズレるわけではないのは物理的に完全にズレているわけではなくて、むしろ足の動きがちゃんと拍に対して正確だからこそちゃんと表現の「個性」の枠に収まってる。良い意味で目立つ。

 

それから圧倒的に表情の引き出しが豊かになった。

きっとこれは4thの表題曲がそれまでの3曲とは違って、すごく単調で、シンプルに「可愛い」を詰め込んだ曲だったから。それを経ての5th「探せダイヤモンドリリー」ですごく柔らかくて切ない女の子のちょっとめんどくさい「可愛い」が衣織ちゃんの表情の中に取り込まれたから。

 

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ちょっとだけぎこちなくて、まだ初々しさが残るような笑顔だけではなくて

 

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ちゃんと「そこ」に存在する一人の曲の主人公のリアルな笑顔と

その奥にある哀しさとか寂しさとかもどかしさや諦めがあって

 

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春から夏にかけてのあったかい日差しとか澄んだ冷たい冬の空気とか

 

この一年、いや、半年?もっともっと最近の短いスパンの話かもしれない。衣織ちゃんは確実に表現できる時間軸の幅が細かく、丁寧になってる。だから曲中に彼女を取り巻いている空気は、色も温度も違う。それが伝わってくるし、見ていてちょっと泣きたくなってくる。なんでか分からないけど。

 

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ただ「苦しい」だけじゃないし

「悲しい」だけでも「寂しい」だけでもない

 

もっともっと人間の感情って複雑で、汚くて、めんどくさい

感情に理由なんてないから。だってそんなの自分だってコントロールできないものだもんね。

 

衣織ちゃんはそれを受け止めて、消化して、本能で体現してる。

 

だからこそ眉毛や指の動かし方も、目に宿す光の強弱でさえも

ちゃんと全部に意味がある。本当に、全部に。

 

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確かに一年前まで、当時でさえ「衣織はすごい」と言われていたけど、それでもあの時の衣織ちゃんの見せてくれていた色はそんなに多くはなかった。

たぶんそれが一番比較しやすいのが1stからやり続けてる曲だし、衣織さんの見せ場が分かりやすく多い「記憶のどこかで」なんだろうって思うからここではそれを挙げさせてください。

 

 

 

 

 当初の「記憶のどこかで」で衣織ちゃんから一番感じたのは「憎悪」と「悲しみ」で、愛していた人から捨てられて傷ついた女の子の気持ちがただただその二つであらわされていたように感じられて。

当時17歳の衣織さんがそこまで女の汚いところをトコトン表現できていることがもはやすごいのですが(それはそう)、でもずっと見ていると正直飽きてきていた自分もいたんです。その「憎悪」に突き動かされて怒りに任せて声を張り上げたり、足を蹴り上げたりするのは時に雑に見えてしまうこともあるわけで。 

 

でも最近の、特に久しぶりに見た野音での「記憶のどこかで」は、捨てられた傷心からある種「諦め」もそうだしそこから更に「私を捨てたことを後悔させてやるわ」くらいの勝気さと「諦め」からくるけだるさというかまぁものすごく雑な表記をするとすればエロさがアップデートされて、まぁまぁまぁ、、、っていう。そういうアレ。

 

単に年齢が重なったこともあると思います。でもそれだけじゃなくて、ちゃんと衣織さんの中に流れる「記憶のどこかで」の物語が先に進んだ、もしくはRPG的に言うとすると別の選択をしたが故の別ルートに進んだんだろうなって。

 

そういうことができるようになったからこそ、「いらないツインテール」のソロパートみたいな見せ場でこういう表情とうたい方をするようになったんだろうなぁ・・・

 

 

 

そしてよく衣織さんのパフォーマンスを語るうえで話題に挙がる手遅れcation も当然のことながらアップデートが著しい曲の一つです。

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最初はMVを準えた舞香を瞳に奪われた悲しみと怒りからくるこれまた憎悪の感情が主だったcautionですが

 

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 最近時々お目見えするこの狂気じみた表情のcationは衣織さんが創り出したMVとはまた違った結末のcationなんですって。

 

舞香を瞳に奪われた「敗者」的な先行するcationとはまた違って、愛する舞香を物理的に手にした(衣織さん本人の言葉を借りると「監禁した」)或る意味「勝者」的なcationは、一瞬を切り取った写真だけでも全く別物なんだっていうことが分かるから、きっとこれなんも知らん人が見たらまさか同じ曲中だとは思わないだろうなぁ・・・

 

確かに衣織ちゃんはスイッチングがすごくはっきりしているから一見「憑依型」だとも思うのですが、これだけ一曲に対して物語を咀嚼して作りこんでいるところを見ると「憑依」と比喩するのもまたちょっと違う気がして。

ただ、本能的に物語の中に入り込むことも、衣織ちゃんみたいにしっかり自分の中で物語を組み立てて丁寧に物語の中に入り込もうとすることも結局は同じことだから、やっぱり彼女は「憑依型」なのかもしれないですね。

 

 

もちろん進化するところは進化し続けて自分のスペックを更新し続けている衣織ちゃんですが、本質というか「変わらない」素敵なところもたくさんあります。

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絶対にステージの反対側で見ていてくれている人を置いてきぼりにしないレスポンスも

 

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まるで天井から見えない糸で引っ張られているみたいにいつも絶対にぶれない軸も

 

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全身のありとあらゆる筋肉や神経を使い倒した動きも

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笑顔だって

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涙だって

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全部、全部大事にしたくなる。

衣織ちゃんが全部大事にしてるから。

どんなに短い一瞬の、一曲に満たないステージの持ち時間だったとしても、どんな時でも絶対に手を抜かないから。

 

いつだって自信がなくてメンがヘラってる衣織ちゃんのことだから、今この瞬間も落ち込んだり悩んだりしてるんだろうけど。でも、ねぇ衣織ちゃん、すごいよ、たったの一年で、半年で、一ヶ月で、こんなに前に進んでるよ。変わってるよ。私追いつけてなかったよ。ごめんね。

 

きっとこれから先、衣織ちゃんのことが好きで「推し」として彼女を追いかける人がもっともっと増えていくと思います。すごいスピードで増えると思う。数も、濃度も。

 

そのたびに求められる理想と、彼女の中に有る現実がズレて、怖くなったり苦しくて息ができなくなるくらい悩む時間が増えていくとも思います。

 

そんな衣織ちゃんを目にするのはもちろん辛いけど、でも、そうやって衣織ちゃんが前に進んで、進化して大きくなっていくのであれば、今回みたいな過程を見守れるのであればその環境の変化も絶対に意味がある必要なことで。

イコラブも衣織ちゃんももっともっと大きくなってほしいから。くだけた言い方をすると人気になってほしいから。「見つかって」ほしいから。

だから私はそんな時がいつか近い未来にやってくることを信じて、次また衣織ちゃんのライブパフォーマンスを見られる日を楽しみに毎日を頑張って生きようと思います。

 

 

あぁ。

 

 

激重。

 

 

だって好きなんだもん。そのくらい。

 

ステージ上の衣織ちゃんの笑顔に恋した「あの日」から気がつけばあっという間に1年と8ヵ月が経つけど、つい昨日好きになったばっかりみたいに今も変わらずずっと好きな気持ちが変わらないし、ちゃんと加速し続けている2019年の夏です。

 

うまいこと収めたつもりになってますけど冷静に気持ち悪いですねわかります。

 

 次衣織ちゃんに会えるのはいつだろう。

ちょっと先になるかな。一番近い予定で9月の2周年ライブ、ですね。

 

あぁそうだ、6thも決まったからまた新しい衣織ちゃんに会えるんだ。

嬉しいなぁ・・・!

 

きっとまた一ヶ月もあくと、パワーアップした野口衣織に会えるんだろうなって思うし、そのパワーアップにちゃんと気が付けるヲタクでいたいなとも思う。

 

いろんな君を見てきたけど 今日の君が一番好きだ、って、自信を持って言えるように。

 

なんせ二兎追ってますからね!w

ちゃんと二兎とも丁寧に追いますよ!頑張ろうな!(?)

 

とまぁ例にもよって論文か?wってくらい長い記事になりましたけどw

少しでも衣織さんの魅力が誰かに伝わってくれたら嬉しいなぁ・・・なんて贅沢かな。

書いているうちに自分の頭の中が少しだけ整理できたような気がするから、今日はここまで。

 

推しメンのショールームまで勉強しよっと。

ここまでお付き合いくださったツワモノ、いらっしゃいますか?w

若しいたとするなら、心からの謝辞を。

 

最後に

 

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衣織さんのパフォーマンス、世界中でイチバン!

 

「愛」や「恋」なんて言葉ではもう片付かない ~大場花菜について~

 

 

この記事をずっと書こう書こうと思っていたのになかなか身体が動かなくて、気がついたら金曜日の夜になっていた。

 

なんて超絶廃人の寝て起きただけの1日をポエム風に書くとちょっとばかし恰好がついてしまうから、言葉は本当に便利だと思います。そして語彙力はHPに直結している。と、思う。そんな気がする。

 

でもやっぱり言葉っていうツールは空虚で、つかみどころがなくて

どんなにそこに込められた気持ちがあったとしても、何故か嘘くさく聞こえる。

 

言葉を手にしてしまった人間は怠惰で、とてもズルいとさえ思う。

 

これまで何人ものアイドルを私なりに応援してきたけれど、今の推しに出会うまで言葉の意味についてこんなに深く考えたことなんてなくて、どうして日本語には「スキ」以上の言葉がないんだろうとさえ思うことがとても多い。

それでも言葉を持つ人間として生を受けたからにはそれを最大限に活用して、使えるものは根こそぎ使って大好きな人に大好きを伝えようと思います。

 

あー、ヲタクって気持ち悪い!知ってる!!!

 

 

 

相変わらず気持ち悪い前置きは最近発生した台風と一緒にどこかへ流して、

 

今日は私の「もう一人の」大事な推しメン、大場花菜ちゃんについて大真面目に記事を一つ残しておこうと思います。よかったら最後までお付き合いください。きっと次のライブでは貴方の目線の2割は彼女に向く、はず。はず。たぶん。

 

 

 

花菜ちゃんの基礎プロフィールについては周知の事実であろうことを見越して特記は避けます。もしこの記事がきっかけで初めて=LOVEというグループに触れた稀有な人がいてくれるとするなら、ぜひ検索エンジンに彼女たちの名前を入力してみてください。

 

今回の記事の目的は、花菜ちゃんのことを既に「知っている」人に向けて、彼女のことを大好きなヲタクが彼女のことを「スキ」以外の言葉で「スキ」と伝えるためのものです。

 

先日=LOVEの公式Youtubeチャンネルにグループドキュメンタリーのエピソード11が公開されました。

この動画の主役は、他でもなく花菜ちゃん。

 

幼少期の写真から、何故彼女がアイドルを目指そうと思ったのか

それからどんなアイドルになりたいのか、目指しているのか

 


『Documentary of =LOVE』 - episode11 -【ideal】

これまでこのドキュメンタリーにおいて一人のメンバーをここまで目立って大々的に取り上げたのは過去に大谷映美里さんくらいだったから、おそらくこの手の一本の動画はグループ史上2人目、ということになります。

 

 AKB48のかつてのグループ総監督である高橋みなみ推しとしてドルヲタをしていた花菜ちゃんは、当時の「48魂」が透ける言動でアイドルという仕事に向き合っているのがいたるところで感じられる子です。

このエピソード11はそんな花菜ちゃんのアイドル魂がとても顕著。

 

 

アイドルのすべてに真っすぐ向き合う花菜ちゃんですが、中でも彼女自身が突き詰めて大切にしているとよく語っているのがライブパフォーマンスです。

 

この曲はどんな風に踊ればこの曲の主人公のことを一番魅力的に伝えられるんだろう

この振りはどう踊れば自分のことを一番綺麗に魅せられるんだろう

 

ずっと、ずっとそうやって「伝える」ことを突き詰め続けるのは花菜ちゃんのパフォーマンスの最大の魅力だと思う。私はそこが一番好き。

 

 

ただ大きく踊ればいいわけじゃないし

ただがむしゃらに動けばいつでもそれが恰好良いわけでもない

 

時に驚くほどしなやかで、「静」と「動」の使い分けが天才。

 

自分で自分のライブパフォーマンスを顧みて、そんなことを誰に言われたわけでもなく気づいて努力で修正してきた今の大場花菜のパフォーマンスは、イコラブの「表現者」である野口衣織に匹敵するものがあるとさえ思います。

もちろん2人を比べるつもりはないし、ここで衣織さんを引き合いに出すことはもしかしたら適切ではないのかもしれないけれど、私は2人とも大好きで大事だから、そして衣織さんのパフォーマンスが世界中の誰の何よりも好きだし評価したいからこそ、だからこそここで彼女の名前も出させてください。

 

 

sankeiplus.com

 

産経新聞でグループが持っている連載記事でも彼女はこんなことを語っていますが、どうしたら自分のパフォーマンスが良く見えるのか、魅せることができるのかを永遠に追及し続けているのが大場花菜ちゃんです。

 

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自分に自信がない人がそんな大っ嫌いな自分のことを見つめて、分析するのって本当に本当に苦しいことだと思います。

でも自分の嫌いなところや、勿論それだけじゃなくて良いところや強みを嘘偽りなく認める苦行から逃げず、何からも目を背けず、どうしたら良いのかをちゃんと考えられる。

それができない私からしたら、そうやって高みを目指していた花菜ちゃんのアイドルとしてのこの姿勢は本当に本当に偉い。偉過ぎるんです。

 

そんな彼女の魅力を他のヲタクに伝えるとき、私が真っ先に彼女について比喩したくなる表現が「AKB48劇場で見たくなるアイドル」。

 

どんなにポジションが後ろでも、歌割が少なくても、その一つ一つをちゃんと大切にできる彼女は、たとえあのAKB48劇場のようにライブをする箱に柱が有ったとしても、その柱を、逆境をむしろ強みに変えて活かすことができる。きっと。

目の前にいるファンとの距離の意味を咀嚼して、ライブ中にパフォーマンスで「会話」ができる。

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 特に「手遅れcation」の花菜ちゃんは妖艶という比喩がぴっったりな位にドキドキするし、同時にゾクゾクもするんです。目線で人を挑発してる。そして手の動きと脚の動きが天才的に美しい。ため息がでる。

 

もしオオバコライブで席がとても天井に近かったチケットを引いた時が有ったら、ぜひ斜め上から大場花菜ちゃんのポジション移動を見てほしい。本当に綺麗な同線をもってして移動しています。うっとりしちゃうよ。うん。

 

そんな最強に自分に自信がないのに、誰よりも自分のことを理解して操ることができる花菜ちゃんですが、もちろんライブパフォーマンス以外のお仕事にも全力で。

 

hustlepress.co.jp

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どんな時でもどうしたら自分をよりよく魅せられるか、常に考えてるし

それをちゃんと行動変容レベルにまで変換できる。

そしてそれが全く厭らしくない。なぜなら純粋にそれが「努力」だから。

 

彼女がアイドルを想う気持ち、ファンを想う気持ち、グループを想う気持ちは本当に綺麗で真っすぐで、見ているこっちまで心が洗われるんです。

 

 

 

「頑張れー!」って無意識のうちに叫びたくなる。

「ちゃんと見てるよ!」って思わず伝えたくなる。

 

自分に自信がない彼女に、何をどう伝えれば届くんだろう。

ねぇ花菜ちゃん、どうしたら私のこの気持ち、花菜ちゃんの自信に替わるかな?

 

「みんなみたいにうまくできないんだ」「私の努力の仕方って間違ってるのかな」って涙を流す彼女を前に、結局大した言葉を返せないし、況して「もう一人」大事にしたい推しが居る時点で私の存在価値なんてほとんど無いに等しいことは分かってる。

分かってる、けど。

 

それでも自信のない花菜ちゃんに、ほんの少しでも「私、これでいいんだ」っておもってもらえるように

 

二つしかないこの目だけど、乏しいこの語彙だけど、私にできる最大限をもってして花菜ちゃんの魅力を誰かに伝えることができたら、それは何にも替え難い幸せだなぁって。そう思います。

 

 

本当は誰よりも話すことが苦手で、気にしいで、後ろに下がっていたい気持ちがあることだって知ってるよ。

 

それでもちゃんと前に出る事、口を開くこと、爪痕を残すことを忘れず、逃げもあきらめもしない花菜ちゃんのその姿勢が大好きです。

 

無理して笑ってる時があることも、

怖くてたまらなくて逃げたくなる時があることも、

でも「私が頑張らなきゃ」って本心を隠してることも、

本当は自分も泣きたいのに、堪えて、泣いてるメンバーに肩を貸してることも、

ちゃんと知ってるよ。見てるよ。

 

 

分かるから、知ってるから、だからこそ私は敢えて「頑張れ」って言いたい。

いつまでも突き進み続けるのが花菜ちゃんだし、それが花菜ちゃんらしさだから。

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花菜ちゃんが追い求める大好きで理想の「アイドル」になれるように、私が一ファンとしてできることなんてきっとほとんどないけど、

花菜ちゃんの頑張りを、努力を全力で認めて、何がいいとか何が好きとかそういうことをちゃんと言葉で伝えられる人でありたいなぁ。

 

なんてね。

 

「努力は必ず報われる」ってそういえばそんなことを誰かも言っていたけど、その言葉の体現がまさしく大場花菜のアイドル人生だと思っています。

 

 一人でも多くの人が花菜ちゃんの魅力に惹かれて、ひきつけられるといいなぁ。

いつかきっと、じゃなくて、必ず、花菜ちゃんの努力が報われますように。

 

 

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大場花菜(=LOVE)オフィシャルブログ「はなまるきぶん」Powered by Ameba

 

アイドルの子 ~映画「天気の子」に馳せる想いとリンク~

 

私の推しメンは雨の日が好きらしい。

私は雨の日がどちらかというと嫌いだ。

 

いや、嫌い「だった」。しかも、つい3日前まで。

 

 

 

3日間のうちに同じ映画を観るために2度映画館へ足を運んだのは人生で初めてだし、たぶんこの先もそうないことだと思う。

 

そのくらいに一気に惹き込まれてしまった映画がある。

 

新海誠監督の最新作「天気の子」だ。

 

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基本的に映画や舞台は前情報をできるだけカットした状態で見に行くようにしている。

クリアな頭で見ないと気が付けないことがたくさんあるし、なにより知識は時として邪念になるから。

素直な自分の感想なんて、この情報化社会においては意識的に獲得しようとしなければ気づくことすらできないと思う。だから今回も1回目は全くと言っていいほど大筋ですら何も知らない状態で映画館へ足を運んだ。

 

先に述べておくとこのブログは相当映画本編のネタバレを含むので、今後鑑賞予定且つ私のように前知識0で映画を観たい人はここでぜひ回れ右をば・・・

 

 

この映画の舞台は現代、東京。

 

主人公の帆高は島の狭いコミュニティの中での暮らしに息苦しさを覚え、「何か」から逃れるために東京へ出てきた16歳。

そこで放浪する中で、須賀圭太という妻を事故で亡くしたフリーライター

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そして母親の病をキッカケに晴天を願うことで「100%の晴れ女」という特殊能力を持った少女陽菜と出会う。

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この映画は親元から逃げ出た高校生の帆高が見知らぬ街東京という地で、様々な事や人に出会い、自らの運命を自らの手で選びながら成長していく物語。

 

この映画の大きなキーになっているのがそのタイトルからも察せられる通り「天気」。

ヒロインの陽菜が持つ特殊能力の基になっているのは「天気の巫女」と呼ばれる実在する伝説だ。

本編の中では超常現象の取材をしているなかで話を聞く機会のある占い師や神社の神主の口からこの「天気の巫女」の話題が出てくる。

天気の巫女とは昔の日本において各村に一人は居たという存在。

陽菜は【晴れ女】という俗名で呼ばれているが、何百年も前には陽菜やその他の人々のように空に向かって晴天を祈り捧げ、それを己の力をもってして「治療」という形で天気を繰っていた女性たちがいたようで。

そういえば源義経の妾であった静御前も雨を願って舞を舞ったなんていう逸話がありましたね、確か。知ったかぶっておいて記憶違いだったらどうしよう()

 

天と地を結ぶ細い糸として存在していた天気の巫女、「晴れ女」

 

陽菜は帆高と出会う1年ほど前、大雨の中で一筋の陽の光を浴びる廃ビルの屋上にある鳥居を、当時病に倒れていた母親が元気になって 弟の3人で晴れた空の下をもう一度駆け回りたいという強い願いを持ってくぐったことから「晴れ女」となった。

 

鳥居をくぐるというキッカケをもってして、陽菜は天気という大きな運命、そして数えきれない人の願望と欲望を背負うことになる。

 

「天気って不議だ。ただの空模様に人の気持ちはこんなにも動くんだ!」

 

帆高のセリフにこんなものがあったけれど、陽菜と出会い、そして陽菜の力を知った帆高は「晴れ女」の力をビジネスとして活用しようとする。

 

物語の中での東京は連続雨記録をたたき出すほどの連日雨模様。

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様々な人が様々な理由で「晴れ」を望む欲と願いを仕事として活かし、2人は晴れ女ビジネスを始める。

 

母親を失い自分の存在価値を捜しながらトウキョウを彷徨っていた陽菜は、無数の人に「ありがとう」と感謝され、晴天を届けることができる自分の力とその仕事に生きがいを見出していく。そしてそれと同時に帆高は純真な陽菜の笑顔に心を奪われていく。

 

しかし、神の徒である天候を人為操作するには代償がつきもので。

「天気の巫女」に待っている悲しい運命、それは「人柱=神への生贄」としてその存在が召されること。

 

その伏線としてお天気ビジネスを進めていく中で、雨模様の東京に晴天を届けた代償として陽菜の身体は徐々にあの世である平原の色=透明になっていく。そして物語の終盤で、真夏の東京に降り注ぐ雪の中、陽菜は人柱として空に消える―――。

 

 

いや、むごくない・・・?

 

 

新海誠監督のアニメーションは自然の惨さと脅威がふとした瞬間に迫ってくるのが最大の魅力だと私は勝手に思っていて。

君の名は。」も3.11がベースにあるという話がありますが、古の日本において神=自然という考えが根強くあったことにも透けて見えるけれど、自然は本当に怖い。怖いけど美しい。深いし広い。

 

 ところでここまで読んでいたそこの画面の向こうの貴方

 

なんでアイドルヲタクのブログにこの映画の感想がわざわざ一本の記事としてアップされているかって?腐るほど存在するあらすじと考察がしたためられた一般人の映画ブログは検索すればよっぽど手の込んだ素晴らしいものが手軽に読めるのに?

 

本題はここからですよ、ええ。

 

 

私がこの映画を観ていて一番心に突き刺さったのは陽菜と自分の推しがリンクして、そこに感情移入してしまったから。

 

こんな感想をもった鑑賞者はきっと日本中を捜しまわってもそうそういないでしょうね!えぇ!!!いたらぜひ連絡先をコメント欄へ!盃交わしましょう!

 

 

この映画を観ているうちに私の中で陽菜の背負った【晴れ女】という運命がどうしても【アイドル】という不思議で残酷な仕事とダブって見えてしまって。

【アイドル】は様々な人の羨望の眼差しを受けて、「誰かを笑顔にし元気を届ける仕事」という表現をされることが多い仕事です。

だからこそヲタクである私たちは日々アイドルに対して「いつも○○ちゃんに会えると元気になるよ!」「××に会えることが生きがいだよ」と笑顔で感謝を伝える。会いたくて会いに行く。今、好きだから。

 

 

私の推しは「声優になりたい」という夢をおいかけて、アイドルになりました。

そしてその背中に【アイドル】という運命を背負いました。丁度晴れを願って鳥居をくぐった陽菜のように。

 

 自分の欲望のために晴れを願った本編のお天気ビジネスの依頼者たちと

日々の生きがいと自己肯定感を得る為にアイドルを追いかけるヲタクたち

 

必要とされているのは自分自身ではなくて、本当の自分ではなくて、その能力だし、アイドルでいえば表舞台のアイドルとしての自分なわけであって。

遥か彼方の積乱雲の上に閉じ込められた陽菜の姿は、「みんな」に愛されているはずなのに孤独の中でもがく推しの姿が重なって見えて、もう本当に苦しくて苦しくて。

 

私の推しも自分の生命を削って人々の晴天を叶えた陽菜のように自分の魂とHPを削ってアイドルを全うしているんだろうし、そんなことを思うといつか陽菜みたいに衣織ちゃんがパッと消えてしまったらどうしようなんて、そんな突拍子もない心配が尽きなくて。

 

こんなことをぐるぐる考えながら映画を観ていたら、涙が止まらなくなりました。

監督、意図せずな受け取り方をして本当にごめんなさいwwwww

 

 

 

物語の終盤、人柱となった陽菜を追いかける帆高のセリフにこんなものがありました。

 

「ごめん晴れ女なんかやらせて。陽菜さんに、全部背負わせて」

 

そういえば去年の冬、衣織ちゃんにこんなことを話したことがありました。

 

「衣織ちゃんの背負ってる苦しいこととか悩んでることを、ちょっとでも一緒に背負いたいんだ。だから、話したくなったら話して」

 

 

【アイドル】はステージの上に立って笑顔で歌って踊る。

無数の人たちの欲望を受けて、一人で苦しみや悲しみと孤独を背負う。

どんなに辛いことがあったとしても、どんなに笑顔を作ることが苦しくても

それでも笑顔で表舞台に立たないといけない。

 

一体【アイドル】はどれだけのものを背負っているんだろう。

 

ごめん、衣織ちゃんに、全部背負わせて。

 

きっと平原の色として透明に還った陽菜は、自分の背負った運命から解放されたいと願いっていた部分もあったんじゃないのかなぁ。

無数のヒトたちの欲望と羨望の眼差しに疲れて、ちょっと立ち止まって休みたくなったような気がしてならなくて。

そりゃ疲れるよね

いいことばっかりじゃないよね

笑えない日だって、不安で眠れない日だってあるよね

 

 

アイドルとヲタクの間で交わされる言葉は虚構で、お互い信じたいのに信じられなくて、でも好きだから、大切だから苦しい。

 

映画の挿入歌にRADWINPSの「大丈夫」という歌がありました。

 

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 「このままで大丈夫かな?」って不安そうに聞いてくる衣織ちゃんに

私はいつも説得力のない「大丈夫」を返すことしかできなくて。

 

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でももし私一人の存在がここに在るだけで、

それが彼女にとっての「何か」に、「大丈夫」になれるなら、

それなら私はずっとここで彼女を見守っていたいと思う。願う。

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非常に重いけど大丈夫かね推しメン?

 

 

多くの人が願う晴天よりもたった一人の笑顔を選んだ帆高のように、私も真っすぐな気持ちでアイドル野口衣織を追いかけることができたらいいなぁなんて、そんなことを思いながら映画館を出ました。

 

背負っているものを一緒に持つことはできないかもしれないけど

その近くで「頑張れ」って声を掛け続けることしかできないかもしれないけど

 

それでも私は「アイドルの子」を身近に感じて自分のリアルを頑張って生きようと思います。

 

ね、衣織ちゃん。

 

 

 

新海誠の描く自然のように、アイドルの仕事も深くて広くて、綺麗で、怖い。

時に敵にも味方にもなる。

 

 ただ「嵐を晴れにだって変えられる」ように

彼女たちの存在が雨だらけの日々を晴れにしてくれるのは間違いない事実で。

 

きっと平原の色に還りたくなる時が数えきれないくらいあるだろうけど、いつか来る「その時」まで、よろしくね推しメン。私はこの空の下で、衣織さんの笑顔が見られる世界線で生きていたいです。願わくば、あともう少しだけ。

 

 

 

 最後に与太話を一つ。

タイトルの「天気の子=Weather with you」には直訳の他にももう一つ意味が込められているそうで。

「Weather」は天気という和訳の他に「嵐」や「困難」という意味もあるそう。君と一緒に困難を乗り越えたい、立ち向かいたい。そんな想いが込められたロゴ。

 

衣織ちゃんの背負うものを一緒に持つなんてことはきっと不可能な願いだけど、一緒にいろんなことを乗り越えていけたらいいななんて思っています。

「嵐を晴れにだって変えられる」ようにね。

 

 

大事な人が居る人は、たとえその人が積乱雲の中にいる手の届かないアイドルだとしても、そんな大事な人のことを思い浮かべながらぜひ見てほしい映画でした。

 

今日もこの晴天の下で推しが笑顔で過ごせていますように。 

=LOVE? =LIKE?

 

吾輩はヲタクである。

 

名前はまだない。たぶんこれから先もない。

 

 

最近「好き」ってなんだろうなんていう愚問について考えることが多い。

 

いや、最近、というより何かしらのヲタクになってから、ずっとずっとそんなことを気づけば考えている気がする。

 

存在を誰かに認めてほしくて

名前はないのに、誰かに名前を呼んでほしくて

いつもの自分じゃない自分になりたくて

現実世界と違った名前で、リアルと非リアルの狭間で生きる。

 

ヲタクは仲間が多いようでいつも孤独だと思う。

 

 

今の推しに話したことはまだないけれど、

以前足蹴く通っていたアイドルとは とあることがキッカケで

どちらかというと仲たがいのような形で

そういえば「ばいばい」も言わずに突然会いに行かなくなった。

最後に顔を合わせたのは4年も前になるから、

彼女はきっと名前もないヲタクの私のことなんてとっくに忘れていると思う。

 

今日はセンチメンタルな気分だから、

誰かにその「キッカケ」について聞いてほしくてブログを書くことにした。

 

 

ね?ヲタクっていつでも自分勝手でしょ?

 

ヲタクは名前がないから、非匿名というマジックミラーに護られて

ただでさえヒトは身勝手な生き物なのに更に身勝手になる。

平気で誰かを傷つける。

 

 

 

私は以前よく通っていたその子に

いつの間にか、無意識に「見返り」を求めていたんだと思う。

 

今で云う生誕委員の長のようなことをして

その子のお誕生日や出演が決まった舞台のお祝いのために企画をして

会場にスタンド花を出したりアルバムを作ったりした。

 

週刊誌にすっぱ抜かれてグループを抜けた彼女についていったヲタクは意外と少なくなくて、でもやっぱりグループに所属していた時より

頭数はかなり減ったと思う。

ザルで漉されたっていう表現がぴったりだと今でも思っている。

 

スキャンダルでぶったたかれたアイドルに対して

7.8年前の世間は今よりもずっとずっと厳しかった。

 

だからこそそんなことがあっても

彼女を好きで居続けたヲタクは

結構図太かったし

心のどこかに謎の執着心に近い忠誠心があったんだと思う。

もちろん私もそう。いや、私が、そう。

で、タチが悪いことに

それがある意味ステータスだった。

し、シンプルに自信だったんだと思う。

恥ずかしい話だけど。

 


もともとアイドルとして

器用ではなかった彼女は

グループに所属していた時も

「塩対応」と名前のないヲタクの群れに

いつも叩かれていたし

強がりだった彼女は

それを耳にしてさらにムキになった。

 

私が好きだったのはそんな人だった。

 

それでもグループを辞めてからの彼女は今までと変わらず会いに来た私たちを見て

「ありがとう」と時々

本当に嬉しそうな顔で笑いかけてくれたし

お祝いで出していたスタンド花も、

アルバムも、手紙も、

すごくすごく大切に受け取って

部屋に飾ってくれていた。

そして、節目には必ずといっていいほど

ブログを丁寧に書いてくれた。

 

だからそれを彼女との

【絆】なのだと信じていたし

いつしかそれが当たり前であり

「見返り」になっていたんだと思う。

 

ある年、彼女が芸能活動に対して

突然無気力になった時があった。

どんなに口では【ありがとう】

と言ってくれていても

その笑顔は嘘の塊だということが

嫌でもわかったし

今まで書いていてくれていたブログも、

突然更新が途絶えた。

 

 

そういえばスタンド花、写真、載せてくれなかったな。

 

何かがおかしい。

 

 

でも、何かが何なのかがわからない。

 

ただ心に黒いシミが墜ちて、知らない間に広がった。

 

 そのシミは今まで彼女を「好き」でいた気持ちさえ全部呑み込んで

 

「ナンデコンナニワタシハアナタガタイセツナノニ

 アナタハナニモカエシテクレナイノ?」

 

という欲望に変えてしまった。恐ろしいことに、これは無意識。

 

せっかく応援してるのになんでそんな無下にするの?

グループを抜けてからもこんなに好きでいるのに?どうして?

 

いつ主語が自分になったのかわからないし

どうしてあの時突然歩みを止めたくなったのか彼女に聞かなかったんだろう

彼女が何を想ってどんなことがキッカケで立ち止まったのかを

想像することすらできなかった。

 

きっと以前の自分だったらまずそれを考えたはずなのに。

そしてそれをわかってあげたいと思ったはずなのに。

 

 

裏切られた、と感じた私はその夏を境に彼女に会いに行かなくなった。

「好き」がぽっきり折れてしまって、修繕のしようがなかったから。

 

 

 

「見返り」を求めることは悪いことじゃないと思う。

むしろ自然なことだとすら思う。

 

ヲタクをするにはお金がかかるし、

それに付随して時間も、その他のものも

度合によっては結構な犠牲を払う。

 

無償の愛なんてそんなのは綺麗事だし

況して家族でも友達でもない他人に対して100%見返りを求めない愛を

与えることができる人がいるのならば

その人は早急にヲタクなんてやめて教祖にでもなったほうがいい。

 

 

アイドルとヲタクがイコールになるのは

不可能に近い。

「好き」がたとえ

LOVEであってもLIKEであっても

重さが全く釣り合わないから。

 

それでも衣織ちゃんは、

ちゃんとイコールでいようとしてくれる。

 

実際になれるかどうかは別だけど、

それでも「いたい」と思ってくれている。

それが分かるだけで心があったかくなるし、

あぁ、私も好きでいていいのかなって

都合がいいかもしれないけど

そんなことを思って

明日を生きるパワーがみなぎってくる。

 

私が前の推しに犯した罪、

なんて言ったら話が壮大かもしれない。

間違いなく彼女を傷つけた過ちは

一生消せないけど

あの時の後悔が有るからこそ、

衣織ちゃんに対して絶対に同じ傷を

負わせないと勝手に心に決めている。

 

 

ヲタクとして生きている世界は

リアルと非リアルの狭間だからこそ

名前がなくて マジックミラーに

護られている無責任な存在だからこそ

平気で無意識に誰かを、

時に大好きな推しを

傷つけているかもしれない。

 

ねぇ衣織ちゃん、

私、衣織ちゃんのこと傷つけてない?

 

 

たまにそんなことを確認したくなる。

 

名前はないかもしれないけれど

ちゃんと自分の言葉と行為に

責任をもつことくらいはしようと思う。

「好き」だから。

たとえ「見返り」が含まれる

「好き」だったとしても。

 

「見返り」を求めることも

独占したいと思うことも悪いことじゃない

 

それを素直に認めて、

認めたうえで「好き」でいよう。

あの時とは違って100%綺麗な「好き」ではないかもしれないけど。

 

 

ヲタクとアイドルの関係って不思議だ。

LOVEでありLIKEでもあるのに

彼女たちが本当につらい時悲しい時寂しい時ヲタクはリアルタイムで何もできない

 

連絡先も

お互いの本名も

何一つ知らない

 

それでも「好き」だし、力になりたいし

欲を言えば支えになりたい。まぁ、大方なれないけど。

 

結局こんなことを書いていても

「好き」っていったい何なのかの答えは

分からずじまいだし、

馬鹿な私はいつか衣織ちゃんを傷つける。

 

だけど、どうあがいても

嫌いになりたいとむしろ思っても

今私は衣織ちゃんのことが好きだし、

たぶん今から寝て明日の朝起きても好きだと思う。

 

会って話ができる時間が有限だからこそ、

1秒だって無駄にしたくないし

言葉の意味も、行動の裏の想いも、

全部軽率に扱いたくない。


別にあの時感謝の気持ちをブログに

残してくれなかった彼女を

責めたいわけじゃないし

言い訳かも知れないけれど

きっと彼女に会いたいと思わなくなったのは

その行為一辺が理由なわけじゃない。

だってあの時「来てくれてありがとう」って

そう笑いかけてくれた彼女の笑顔に

嘘しか無かったなんてことはきっとないから。

きっと本当に大事にしようとしてくれていた時があったから。


その行為1つで何かが折れてしまって

全部信じられなくなってしまった私は

なんて幼稚で愚かだったんだろう。


そんなもののために「好き」でいたわけじゃ

ないはずなのにね。



人の気持ちなんて

上手く言葉にできるものじゃないからこそ

あの時の私の気持ちはきっと

私以外の誰かに説明するのなんて無理だし

なんなら自分だってよく分かってない。


でも逆をかえせば

相手だって同じ心理だし状況だし

かつての推しも

衣織ちゃんも

同じアイドルだし 同じ人間だから


分かろうとしたいし

ちょっとでも寄り添いたいと思う。


言葉にすると誠に気持ちが悪いですが。笑

  

なんで「好き」なんだろうね、

「好き」ってなんなんだろうね、


全然わかんないんだけど

とりあえず「好き」なんだよね

 

 

って、こんなブログは恐怖しか与えかねない一方通行な感情の塊になりかねないけど

そのくらい一瞬しか接することが出来ない

相手とのコミュニケーションは

とても難しいことだと思っています。私は。

 

ヲタクって生きにくいね。

面白くてやめられないんだけどさ。